目の前がちょっと明るくなる。
★★★★★
いまだ何者にもなれていない自分に対して、焦りがあった。
ぼんやりとした不安や漠然とした悩みもある。
でも、この本の対談やインタビューを読んで、少し目の前が明るくなった。
箭内道彦との対談にあった、「20代、30代は“悔しさ貯金”を貯める時」、
阿川佐和子の「あらゆる藁はつかむべし」など、
そうか、それでいいんだと思わせてくれる生きるヒントが随所にある。
玉木宏や浅野いにお、小林麻耶といった、30歳のリアルな思いにも共感できた。
今、活躍している誰もが、もがいていた時期があり、
活躍していながらも、いまだにもがいている姿は勇気をくれる。
30歳という年齢に関わらず、
20代、30代、40代にも静かな元気をくれる本だと思った。
迷いがある人には、このムックの対談やインタビューをオススメしたい。
押切もえも自然体で、読者目線なのがよかった。