まえがきに書かれているように、パソコンのクリックひとつで情報や知識が入手できてしまう現代でも、モチベーションは容易に上がらず日々を過ごし、重い気持ちが続いてしまうこともしばしば。そんな「なんとなくうんざり」した気持ちを５分で「やる気」にする言葉とは？

賢者の人生を辿りながら、やる気を出す様々なアプローチが段階に分かれ３章に示されています。成功を収め、着実で順調な人生を歩んでいたと思っていた多くの偉人が、私達と同じように悩み、迷い、苦しみながら、自分らしさという不確かなものを築き上げた経験が語りかけるように記されており、勇気づけられます。

フロイトや空海、F・マーキュリーなど、パーソナリティがバラエティに富んでいるところもおもしろく読み進められ、いろいろな立場や状況に自分を置き換えて身近に感じることができます。

読後は頑なになった心もきっとほぐれているはず！

今年の締めくくりに、また新しい年の始まりの一冊におすすめです！

広い分野の賢者の言葉や生き様が１編５分で読めるように工夫されている。
このため、隙間の時間でやる気ＵＰに繋げることができるため、非常にありがたい。
かなり破天荒な人生やどん底を味わった賢者達の言葉は含蓄に溢れており、自分のピンチや不遇にマッチする賢者は必ずいるはず。
また、齋藤氏の解説も適切、かつ読み易い。

今一つやる気がでない人に強くお薦めしたい。

「５分でやる気が出る」というタイトルに惹かれて買いました。一編が短く、本当に５分で読めるので、電車の中などで読むのに最適です。

　肝心の内容はというと、「やる気」を出すためのモチベーションマネジメント方法が、小林一茶や李白、フロイトやナポレオンなど３３人の賢者の人生を辿りながら書かれています。

　昨今、部下のやる気がなくて困っている、どうにもモチベーションが上がらない……といった悩みを持つ人が非常に増えていますし、実際、そうした「モチベーションアップ」の本も数多く出版されています。

　しかし、この本がそうした本と違うのは、功成り名を遂げた歴史上の人物を「先生」にしていること、それゆえ示されているモチベーションＵＰの技術に説得力があります。
　
　気軽に手に取れて、しかも何度も読みたい中身のある本です。一人でも多くの人に読んでもらい、苦しみから解放されて欲しいと思います。