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零崎人識の人間関係 匂宮出夢との関係 (講談社ノベルス)

価格: ¥998
カテゴリ: 新書
ブランド: 講談社
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シリーズ本編の背後にある話。 ★★★★☆
「人間」シリーズの最終4巻の内の1冊。

「戯言シリーズ」本編の数年前の話。4冊の中で比較すると、この出夢編が一番シリーズ本編との関わりというか、影響が大きい。ある時点までは、二人の関係は上手く噛み合っていた。しかし、ある人物と出会うことで、その関係が大きく歪み、壊れる。最悪の面目躍如であるともいえるし、そのまま出会うこと無く済んでいたら、という展開も面白そうだと思う。

また、この巻では、これまでそう多く見られなかった、西条玉藻の活躍?するシーンも結構ポイントかもしれない。
さくっと ★★★☆☆
戯言シリーズのスピンオフとして出されている人間シリーズの
完結作のうちの一つです。

本編の主人公零崎人識が匂宮出夢に仕事の協力を求められる所から
話がスタートします。

終始一人称視点で描かれていた戯言シリーズに対し、
この人間シリーズは三人称視点で描かれているため
キャラクターの心理描写がそれぞれ個別に書かれています。

埒外キャラが頻出するこのシリーズですが
彼等もまた自分のアイディンティティの確立に
難儀してるんだなぁという事が分かります。
彼らなりの人間臭さを垣間見る事が出来たように感じました。
ただやっぱり悩んだ末に出て来る結論は彼等らしいぶっ飛んだ物です。

一口メモとして、先ずは後書きを読んでみるのが良いかと思われます。
『人間関係』四作品における作者お勧めの読み順がそれぞれの巻ごとに書かれています。

痛いほどに伝わる叫び ★★★★☆
『人間シリーズ』完結編四部作の1冊で,『メフィスト』の2008年9月号に掲載の作品.
時系列としては『戯言シリーズ』のおよそ5年前,主人公が中学生の頃となっています.
この作品での事が他でもたびたび語られるなど,四部作の中でも重要な作品のようです.

同時刊行された4作の中では最もわかやすく二人の『人間関係』が語られているようで,
相手側の目線を中心に葛藤や心のぶれを描く事で,主人公との関係が語られていきます.

序盤は比較的明るめ,二人のやり取りは憎まれ口を叩きながらもどこか楽しげに映り,
他にも『戯言シリーズ』では触れられていない事がチラリと出てくるのは楽しみどころ.
また途中のバトルシーンもあまりダレず,こまめに場面を切り替える演出はテンポが良く,
中でも敗者が最期を迎えながらに思う場面は,三人称視点ならではの良さが感じられました.

そして終盤,二人の関係に影響するある人物の登場にはソワソワと落ち着かない気分で,
人を食ったような態度で揺さぶり,心をかき乱していく様子には何とも言えない嫌悪感が.

そこから結末へと向かう流れは相手側の苛立ち,心の叫びが痛いほどにわかるもので,
裏側にある気持ちと苦しむ様子を見ていた分,そういう態度でしか伝えられない哀しさ,
いよいよ決定づけられてしまう二人の『関係』に大きな切なさを残すものとなっています.
最初と最後では違っている服装の意味も,読後の苦さをさらに強くさせられ印象に残ります.
すれ違いの恋が、憎悪と破壊に形を変える ★★★★☆
この巻では、殺害対象である玖渚直のボディーガード・直木三銃士とのドンパチ、汀目俊希の高校進学がおじゃんになった理由などが語られます。
その理由にはとある人の恋が絡んできます。
彼が最悪のあの人にそそのかされて起こした行動は、「クビシメロマンチスト」の葵井巫女子がいーちゃんに対して行ったことを
どことなく想起させます。
巫女子と彼はいずれも、恋い焦がれる相手に正しくない形で
自らの存在を植え付けようとしたのですね。
恋する乙女は恐すぎる。
彼らの間のみで成立する幸せのカタチ ★★★★☆
 4冊同時刊行だとどこから手をつければ良いか迷うが、素直な気持ちで発生時系列順に読むことにする。あとがきによるとどれもが最終巻らしいが…。
 これは零崎人識が未だ汀目俊希を名乗っていた時期のこと。彼が在籍する中学校に匂宮出夢が訪れ、玖渚直暗殺の仕事を手伝ってくれるように依頼する。人識は口では嫌がりながらも素直に手伝うことにする。しかし、直の護衛についているのは直木三銃士という格上の相手。西条玉藻とあわせて三人で襲撃をかけるが…。

 本文中では詰襟制服を着用している出夢だが、イラストではセーラー服着用なのが印象的。裏タイトルは、匂宮出夢の人間関係かもしれない。ある人物の介入が、彼らの関係の転機をもたらす。