悪くない、いや・・・いい!
★★★★★
零崎シリーズ3作目、零崎三天王の1人である零崎曲識のストーリーです。
今まで曖昧にしか語られていなかった内容なども出てきます。
連続した話でなくバラバラの時代とストーリーで語られています。しかも、それぞれが面白い。
この本は零崎曲識のことだけでなく10年前の大戦争、哀川潤、人類最終、罪口、などの事にも触れていて戯言シリーズ、人間シリーズ全体を見るための1冊になると思います。
そして人間シリーズの「家族を守るため」という話、今作にも出てきます。人を家族を守るための思い、覚悟は相変わらず感動させられます。
次回の零崎人識の人間関係にも期待です。
悪くない(すごく良い意味で)
★★★★★
零崎が好きすぎる。
試験も、ノックも最高。
でも、この作品はまた格別。
この作品の初恋具合がそうさせるのか?
でも思えば零崎のシリーズは皆、純愛なのかも、と思ったりも。
来年の新作も期待してますよ!
(悔しいが)やはりおもしろい
★★★★★
ここ最近は講談社離れしていましたが、
久しぶりに買ってみるかと、思いつきで購入して読んでみました。
ライトノベルに対してこのような評価をすると笑われそうですが、
読了後の感想は”死ぬ前に読めてよかったというくらい面白い。”でした。
零崎シリーズの設定がブっ飛んだ少年漫画のような印象は変わらず、
キャラの魅力と文章全体の持つ雰囲気がより強調された話で、
十分満足いく買い物となりました。
ここ最近の講談社の特にBOX、新書の価格設定は高すぎると思います。
ですがこのような本があるのを知ると、
ついついまた買ってしまうんですよねえ、、、
悪くない
★★★★☆
このシリーズにしては落ち着いた雰囲気。もちろん笑える会話も、登場人物もあるが一線を画す存在感。
ただ子萩ちゃんや橙など本編を読んでいない方にはちと敷居が高い気もする。
それでも<零崎>を始めるにはよいきっかけになるかも
よかった!
★★★★☆
<戯言>シリーズの外伝とも言える零崎一族の<人間>シリーズ第3弾です。
今回は、「零崎曲識」が主役のようですが、人識、双識、軋識に加え、無桐伊織や匂宮出夢や萩原子萩その他豪華メンバーで、<戯言>シリーズや<人間>シリーズ好きにはたまらない内容になっています。
「ランドセルランドの闘い」
曲識の戦闘能力の紹介とも言うべき作品です。敵との戦いが進むにつれ、彼の驚くべき能力が徐々に明らかになっていきます。そして、彼の魅力紹介だけでなく、人識と出夢のかけあいもあり、双識のくせ者ぶりも出ていたりで、ファンならにやっとしつつ読んでしまう作品になっています。
「ロイヤルロイヤリティーホテルの音階」
若い頃のあの人と、曲識の出会いを描いたもので、曲識が曲識となったというか、彼の「少女趣味(ボルトキープ)」というキャラを決定付けることになった事件の話です。曲識が「少女趣味」になる前であるように、双識、軋識の若い頃もちょっぴり出てきて、うわぁーという気分になります。ただ、曲識たちの戦っている敵キャラが、刀語に出てきた奴とちょっと似てるのが気になるところです。
「クラッシュクラシックの面会」
伊織の義手を得るために、曲識の元を人識が訪れて...というお話です。人識の尽くしっぷりがいいです。彼は、零崎一族でなければ、福祉関係が天職だったのでは?と思わせる介護ぶりが他の作品でも時々出てきますし、出夢にもいろいろやられまくってるところもあわせて、サド系の何かをくすぐる部分もありそうです。耐える人曲識。いいです。
「ラストフルラストの本懐」
曲識とあの人の再会です。<戯言>シリーズに描かれていなかった部分でもあるので、<戯言>シリーズを読んでる人にとっては、「あぁっ!」と思うこと間違いなし。そして、曲識の短編集のラストを飾るにふさわしい内容になってます。
それぞれで読むと、それぞれでいいのですが、四本まとめて読むとまたよいです。人間シリーズのラストは人識のお話になるとのことですが、今回の作品作品のような完成度だととても嬉しいです。期待大です。