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Whispers

価格: ¥663
カテゴリ: マスマーケット
ブランド: Berkley
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面白い!そしてだんだん怖くなる ★★★★★
一度でもロサンゼルスを訪れたことがある者なら冒頭の描写が
以下に的確にロスの表情を捉えたいることか分かるだろう。
朝焼け、青い空、ハイウェイ、ドライブイン、そ子で働くウェイトレスの安っぽいセクシーさ。

そしてこちらは経験したことはないが、ハリウッドのメジャーとして成功した美人脚本家の日常
選ばれたものとしての恍惚よ不安。まるで映画を観るように伝わってくるこの文章は
ホラー小説として基本をきちんと踏まえ、読む者の心に少しずつ恐怖を忍び込ませてくる。
ミステリとして見事に騙される傑作 ★★★★☆
これはネタバレしたらアカンな。
クーンツ論で誤魔化そう。
クーンツの小説はジャンルミックスなので、
どう展開するか判らないのが魅力。
恐怖の超常現象が起こったように見えて、
実はスーパーナチュラルが登場しない、
ただのサスペンスという落ちもありえます。
地震都市ロサンゼルスの活断層の正体が、
クトゥルーの邪神で、
不老不死の超能力者の人間達が、
<ゴジラ>を召喚して、
ビルを破壊しながら戦う。
という物語が、実はただのサスペンスという落ちも有り得ます。
恐怖のスーパーナチュラルの正体が、
普通の存在だというスケールダウンの面白さもあるのが、
クーンツの魅力である。
SFで宇宙人や超能力者が出て来たと思わせて、
実は普通の人間だったという落ちは許されない。
が、クーンツには何でもありです。
今回、脇役で、スティーヴン・キング のホラーを読んでいる人物が出て来るんだが、
そういうのもアリなのがクー様 である。
スティーヴン・キング の登場人物はクー様 の本なんか読まないよね?
読んでいる本があったのなら御教示願う。

ミステリーとスリラー ★★★★★
序盤はミステリー形式で進むので、読みながらいろいろ推理をして楽しめます。
後半は完全なスリラーです。読者はもう種を知っている状態で、主人公が少しずつ真実に迫っていく課程が楽しめます。
ページ数は上下巻あわせても、半端ではなく多いですが、読みやすいので、あっという間に読めてしまうでしょう。
活字に飢えている人(入院している人とか、旅行に行く人とか)にプレゼントすると、喜ばれると思います。
まだ2作目ですが…… ★★★★★
クーンツに興味を持ったのはなんといっても「ベストセラー小説の書き方」から。彼の最初のほうの作品「悪魔は夜はばたく」を読んだら「こんなもんなのかな〜」とおもっていましたが、こちらは掛け値なしの面白さ。すべての伏線の集約させていく緻密さ。読書を引きつける一つの謎。なんといっても豊かな人物描写。最初は相容れなかった刑事コンビの一連の流れは泣きそうになりました。
海外小説特有の濡れ場の多さはご愛敬。誰もが結末を知りたくなる作品です。
怖かったよ~。 ★★★★☆
私にとっては、5冊目にあたる、原書で読むKoontz作品でした。
ちょうど出張でUSに滞在している時に、現地の本屋さんで購入。
(話の舞台と滞在先が同じだった!)

いつものように、男の主人公、女の主人公、そして対する者の
ストーリーがそれぞれ語られ、最後は、これまたいつものよう
な終わり方をするのですが、途中、「あーSF系?」と思いき
や・・・?!

星4つなのは、「Watchers」を越える作品ではないからです。