マイク・リードのイラストが遊び心をそえる、このジョン・K・ボラードの類語辞典には、主な見出し語500語と、2,500の類義語が収録されている。もしも探している言葉が見つからなかったら、後ろの索引で見つけられる。――たとえば「energetic」を索引で引くと、「Energetic—See Lively(Livelyを参照)」と出ている。そしてLivelyから「active」「energetic」「vigorous」といった言葉にたどりつくことができる。すべての類義語に、定義およびひとつ以上の例文がついている。『the Scholastic Children's Dictionary』とペアで使えるこの優れた類語辞典は、若きライターたちに適切な単語選びを教え、言語の批判的思考力を高める。もちろん、成績アップも間違いなしだ! 9~13歳向け。(Karin Snelson, Amazon.com)
電子辞書を持っていれば、例えばConcise Oxford DictionaryとTheasaurusをジャンプして調べる方が理解は定着すると思います。
カラフルだし、類語の定義もそれぞれ同じページに書いてあるので、子供が辞書の引き方を覚えたり、勉強するには取っ付きやすくて良いと思います。
全ての単語には簡単な英文の解説と例文があるので、英文を少し読めるようになり始めたら是非お勧めです。解説や例文を読むだけでも勉強になるし、これらを使い分ける感覚を養えれば英語学習が楽しくなってくると思います。
例えばRUNの見出しにあるrun, jog, trot, dash, race, sprintをそれぞれ英語で説明できるようになります。
子供向けということで収録されている単語は基本的なものに限られているのですが、使いやすさは抜群です。同義語が単に羅列されているだけでなく、必ず例文がついていて用例がわかるようになっています。ですから、「楽しい人に出会った」を言い換えようとして「楽しい人類に出会った」としてしまうような間違いは犯さずに済みます。
アメリカの小学校では国語(English Language Arts)の時間に、たっぷりと創作をやらされます。リポートなどのテクニカルライティングは小学校高学年から力をいれますが、学齢の低い児童はクリエイティブライティングがむしろ主体です。その中で、ボキャブラリーを増やすことが特に求められていて、たとえば、beautifulやfunといった単語が複数回使ってあると、「他にはどんな言い方があるかしら?」などとコメントが付いて返ってきます。ただ単語数を増やすだけでなく、表現力の幅を広げるのにとても役立つと思います。