微笑ましい
★★★★☆
Sarah, Plain and Tallシリーズの4巻。
この家族が最後に得た、幸せの証のような一冊です。
AnnaからCalebへと受け継がれてきた日記は、
今度はSarahとお父さんの娘、Cassieに受け継がれます。
穏やかな収穫の季節、Sarahは赤ちゃんを身ごもります。
しかし、Cassieは、幸せで穏やかな今の生活が変わることに、不安を感じ、
赤ちゃんが生まれることを喜べません…
みんなに愛されて育った末っ子らしく、子どもらしくて、明るくて、奔放で、
そして、Sarahの娘らしく、ちょっと頑固で…
そんなCassieの性格がそのまま文章に現れていて、微笑ましいです。
AnnaやCalebや、家族のみんなが、いろんなものを乗り越えて築いてきた幸せ。
その幸せを、十分に受け取って育ってきたのがCassieなんだな、というのが感じられて、
なんだか、嬉しい気持ちになりました。