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Classical Electrodynamics

価格: ¥21,215
カテゴリ: ハードカバー
ブランド: Wiley
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明解 ★★★★★
ジャクソンはその詳しさと演習問題の難しさで有名です。実際演習問題は1問平均2時間かかり、すべての問題を解くには1 000時間ほどかかります。そして残念なことにこの本は重要な定理を章末問題にあてていることが多く、本文だけではなく演習問題の多くを解かなければ理解することはできません。内容も境界値問題からチェレンコフ光まで電磁気学の基礎的でそして重要な事柄を網羅しています。例えば特殊相対性理論だけ見ても通常の日本の教科書に書かれていない一般方向のブーストをはじめとして、読む価値のある事柄が多く含まれています。こういったことからこの本を読破するのは容易ではありません。しかし私が強調したいのはこの本は内容面からも、説明の上手さからも教科書の名著というに相応しいということです。本文で様々な解法を分かりやすく紹介し、演習問題で読者に解き方を定着・理解させる方法は多くの日本語の特徴である「薄い・説明が少ない」とは対照的です。しかし物理を理解するにはこれくらい多くの問題を手を動かして解かなければいけません。もし貴方にガッツがあればこの本は多くの情報を効率的に伝授してくれるはずです。
なお演習問題には答えがついていませんが、英語のGoogleで検索すれば解答を載せたサイトがいくらでも出てくるので自習することは十分可能です。
演習は虐待に近いが、たまにレファレンスとして役立つ ★★★☆☆
大学院の時にこのテキストで悩まされたごく凡庸な学生の一人としては、やはり演習問題が難しい上に、解くための計算のみでかなりの時間を要する点が、このテキストを見るのも嫌になる学生が多い理由だと思う。基本的にはboundary value problemsが多く、宿題に問題をてんこもりに出されたが最後、解き方が分かった後も計算につぐ計算で、はっきり言って疲れる上に飽きてしまうのである。計算力を付けなければいけない解析系の理論屋さんを目指すのならともかく、Jackson的な問題をいくら解けるようになっても、より良い科学者になるための思考力がつくわけではない。(理論やっていてもJacksonが今の時代役に立つか疑問である。)

テキスト自体は適度に深いので、自分にとっては結構好みであったし、理解を妨げるようなことは無かった。この本がpedagogicalであるかどうかは、電磁気学をこの本のレベルで必要とする研究をしていなかったので分からないが、色々なcoordinatesとeigenfunctionsの使い方などは、コースを終えてからも参考になる点も多かった。

しかし、特に理論でも数値計算が主流な分野に進む人間にとって、この本が教科書として扱う電磁気学をそこまで深く学ぶ価値があるかどうかは疑問だ。実際に教える側にとっても、ある意味時代遅れな計算方法のスキルを上げるために、演習問題を出すことに疑問を感じる教員も多い。もちろんこの著書自体が本として良くできていることに異論はないが、Jacksonで電磁気学を学ぶ事を、理論実験問わず院生が通るべき当然の儀式のように考えている古狸教員には、早く逝っていただきたい。虐待に近い宿題をすることを拒み、不可スレスレで単位をとっていた同級生や先輩が、学位取得後に大変立派に研究を続けている現実を見ると、余計にその感を強くする。(自分自身は樹海まっしぐらだが。笑)

知的修練を理由に学生を虐待するのはやめるべきだ。物理学を学ぶ女性がいまだに少ない所以であるだろうか(笑)。
是非、原著を ★★★★★
難しいと言われがち、特に演習問題、な本ですが一度電磁気学を勉強した物理科の人なら本文は案外そうでもないです。
整理しながら、少し背伸びするのにはもってこいかと。
それに基本的な事項はほぼ網羅されてるので、参考文献としても活躍します。
ただ、量子力学や特殊相対論の基礎を学んでからの方が有り難みがあるので、これを最初に読んでも面白みに欠けると思います。
電磁気学を学ぶ道として、砂川電磁気学、Griffiths→砂川理論電磁気学、Jackson、場の古典論がいいと思います。
また、洋書はハードカバーがカッコイイので飾るだけでもいいかもです。笑
スタンダード ★★★★☆
この本は良くも悪くも電磁気学の教科書のスタンダードである。電磁気学の
教科書を書く人にとってさえ、基準になっていて、影響を受けたこれより
新しい教科書も多いはずである。この本の有名というか悪名高いと言うべきか
迷うところだが、練習問題が難しすぎるという評が根強い。他のレビュアー
も言うように、アメリカの大学院生はけっこう苦しめられることが多いようだ。
しかし、実際に研究(私の場合理論と数値計算だが)を行うようになって
見返すと、それほど難しく見えないものがほとんどである。また、肝心の
テキストの内容も簡単とは言わないが、難解ではない。あえて言えば、これ
くらいわからないと論文は読めない。

かく言う私も、最初にこの本を手にしたときは、静電場で挫折したものである。
しかし我慢してちょくちょく見返していれば、5年後にはそれほど難しく
感じなくなるのではないだろうか。なるほど、これでは確かに大学院生に
嫌われるわけだ。
世界中で嫌われ者 ジャクソン ★☆☆☆☆
I used this book in USA. Most students hate this book.
Yes, this is a standard Textbook in USA.
However, most students find solutions from web. Otherwise, you don't have time to solve problems.
Some people love this book.Wait,if you solve all questions in this book, what do you get? Can you publish papers and can you be a good physicist?
If you have nothing to do but reading this book, this ia a good book. If you want to be a real physicist, don't waste your time for this book.