インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

風雲児たち 幕末編1 (SPコミックス)

価格: ¥550
カテゴリ: コミック
ブランド: リイド社
Amazon.co.jpで確認
この漫画はスゴイ!歴史の勉強になる。
尊皇思想の急先鋒・徳川斉昭の改革 ★★★★★
三家三卿の中でただ一つ、一橋家の血脈から免れた水戸
徳川家の藩主となった徳川斉昭は、藩政の大改革を行う。

その改革の中で、特筆すべきは、以下の二点。

一つは間宮林蔵の進言を受け容れて計画された蝦夷地開拓、もう一つ
は、水戸領内の仏教とその寺院を徹底的に弾圧した廃仏毀釈である。

廃仏毀釈という仏教弾圧は、光圀の代にはじまった尊皇思想が時代と共に
先鋭化してきた結果生じた蛮行であったが、弾圧された寺院の側にも、幕府
の民衆掌握システムである檀家制度の上に胡坐をかき、信仰の場ではなく、
結婚・葬儀その他一切の許可証を発行する「役所」に成り下がっているという
浅ましい実態があった。

毒を以て毒を制す、といえなくもないこの過激な改革によって
幕府の不興を買った斉昭は、藩主の座から退かされてしまう。


一方、高崎くずれというお家騒動が幕府に露見したことで、ようやく薩摩藩主
となった島津斉彬は、琉球国から護送されてきたジョン・万次郎からさまざま
な学問やアメリカ事情を貪欲に学んでいた――。




最高のエンターテインメント歴史書 ★★★★★
全編通してギャグの連発。しかし、そのギャグは常に歴史上の事実・名台詞を見事に織り込んでいます。読者を飽きさせず、自然に体に染み込むように歴史を教えてくれるという稀有の書であり、およそ歴史書と名のつく書物の中で、これほどまで楽しく、自然に学べるものはないいでしょう。
特にすばらしいのは作者のキャラクター造形。ギャグタッチで軽〜く描かれた風雲児たちの実物ソックリの顔、強烈な個性、悲喜こもごもの人生には、読者をして「こいつらに会いたい!」と思わしめるだけの大きな魅力があります。
私自身日本史は長く学んできましたが、本シリーズを読んで目から鱗が落ちた感じです。エンターテインメントとして、あっという間に、しかもかなり詳しい内容を学べてしまう。その上、歴史上の人物たちに対する強い好奇心と愛着を抱かずにはいられない。
今までの自分の勉強はなんだったんだ、と思ってしまうほどの傑作です。歴史を扱う以上、作者の主観が入っていることは否めませんが、それでもなお、多くの人に読んでもらいたい作品です。
ようやく・・・待ちに待っていました。 ★★★★★
みなもと氏のライフワーク、”風雲児たち”ついに復活。
コミックトム連載時から、発売日が待ち遠しかったもの。
ようやく、コミック乱にて連載再開。
”雲竜奔馬”かなり駆け足だったものを補完してじっくり書き始めたものです。
前作で、24巻あたりで話が中断したオランダおイネやペリー提督、ジョン万次郎、吉田寅次郎などが登場します。作者のサービス精神にただただ感謝です。
帯にある富野由悠季氏絶賛!!の言葉がうれしいです。
風雲児たれ! ★★★★★
吉田寅次郎が桂小五郎に対して言った言葉

「君ッ どうして ぼんやりと 私の話を 聞いているのですか

 あなたの時間が もったいないでは ないですかッ

 この地球上に あなたは 一人しか いなので あります

 君は 何のために 生まれてきて そこに 座っているので ありますかッ

 自分という ワクに はめられていては そこから抜け出せない のです

 人々のために 生きるのが 自分を生かす道でありますっ

 「公」に 尽くす道を 歩まねばなりませんっ

 そのために 生きるのです そのために 学ぶのです

 わかりますかッ」

歴史がわかりやすいだけでなく、ギャグにまで進化させたみなもと太郎氏。
そして随所にあるこのような名台詞たち。

このマンガは幕末の小宇宙が詰め込まれている宝箱のようです。

お薦めです!

不遇の天才、みたいな隠れた大傑作 ★★★★★
初代「風雲児たち」からこれまでの、本シリーズの質の高さととりわけ出版運の悪さに、ため息が出る。この著者には、腰を据えて執筆できる安定した場を与えてほしいと心から思う。本書では、時代は1840年代後半へやや遡り、始めのうちこそ手探りのようなもどかしさを感じるが、次第に本来の調子を取り戻していく。歴史の不思議を実体験するような感覚が味わえる名作である。感動できるギャグ漫画は稀少。島津斉彬とジョン万次郎の対話の場面には涙が出た。
面白かったです。 ★★★★★
檀家制度の始まりとか知らなかったことが結構ありました。大変楽しく読めました。