インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

風雲児たち 幕末編 (2) (SPコミックス)

価格: ¥550
カテゴリ: コミック
ブランド: リイド社
Amazon.co.jpで確認
吉田寅次郎、松蔭彦九郎との邂逅 ★★★★★
江幡五郎、宮部鼎蔵との東北旅行のため、長州藩を脱藩した吉田寅次郎(松蔭)。

旅先で盛岡へ仇討ちに行くという江幡と別れた寅次郎と宮部は、会津
に赴き、黒河内伝五郎の案内で、会津藩の藩校「日新館」を見学する。

のちに、多くの志士を育て、刑死する寅次郎と、会津藩士がとり囲む池田屋で
長州藩士とともに討ち死にする宮部が、維新前夜に会津の人々と交流を持った
ことは、歴史の皮肉といえるが、そこに救いを見い出すこともできる。


会津を後にした寅次郎たちは、東北全土を一周するのだが、行く先々で、
六十年前に勤皇思想を説いて回った高山彦九郎の足跡を見ることになる。


旅を終えた寅次郎は、久留米にある彦九郎の墓に
刻まれた諡が、「松蔭以白居士」であることを知る――。



吉田寅次郎を活写 ★★★★★
みなもと氏の単行本で胸に迫ったのは、風雲児たちの旧シリーズの30巻以来です。この巻では、吉田寅次郎の純粋さ、懸命さが非常にうまく描かれています。吉田松陰が同時代の人々に大きく影響を与えていますが、その人間性を表現するのにこれ以上の描き方があるのでしょうか?
みなもと氏の作品は1ヶ月毎しか読めないのがなんとももどかしいのです。発売日が待ち遠しい作品です。
心に響く言葉の数々 ★★★★★
幕末の様々な人が織り成すドラマ。
一見、別な話のようだが、大きなうねりの中で紡がれています。

吉田寅次郎の言葉が胸に染みました。

「それは「旅」でありますっ」

「机上の 学問は 恥ずべきでありますっ」

「旅に出て 土地を見 土地の人と 出会ってこそ 真の学問が 生まれるので ありますっ」

「人と人が ぶつかり 合ってこそ 書物の学問が生きるのでありますッ」

「自分だけ 書物を読んで わかった気に なるのは 学盗人で ありますっ」

「旅をして 多くの人と 知恵と 知識を 分かち合うので ありますっ」

「そうやってこそ 学問は更に 深まるので ありますっ」

  

ちょっと欲張ったかな? ★★★★☆
多数のエピソードが同時進行するこの難しい時代を描くにあたり、本来であれば題材を吉田寅次郎(松陰)の動きに絞るべきであったと思われる。しかしこの巻では細切れのエピソードがいくつも現れ、場面転換が多すぎるために、残念ながら興をそがれ、散漫な印象が残った。これらのエピソードがすべて伏線となり、次巻以降に生きてくることを期待する。水準は楽にクリアしていると思うが、この巻のみを独立させて考えると不満な1冊と言わざるを得ない。