内容に体系立っていない点やロジックが不明瞭な点がしばしば見受けられるが、それは著者の力量によるものというよりは学問自体の未成熟さによるものだろう。
巻末に訳者による文献案内があり、これは日本の状況(オウムなど)も踏まえて書かれているため、とても重宝する。テロリズムについてちょっと深く知りたい人、大学のレポートなどで概要を知りたい人、あるいはこれからテロリズムを研究したい人にはオススメ。
(星の内訳:内容+3、文献案内+1)