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剣の乙女―戦場を駆け抜けた女戦士 (Truth In Fantasy)

価格: ¥1,944
カテゴリ: 単行本
ブランド: 新紀元社
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パンダ ★★☆☆☆
まあ・・・
強いといえば強いんでしょうが。
”強い”というより”すごい”だと思います。


子供産んで育てるだけでも、強いと思うんですが・・?
男女がどうこう言う前に、そこらへんを見直さないとどうにもならんでしょうね。


内容は玉石混淆というか。
ジャンヌ・ダルクや巴御前が講談レベルなのは仕方ないとして、
歴史が絡むくだりで、一方的な見方や、ヒロイズムをあおるような書き方はなんとかしてほしかったっす。
・・・特にエリザベス一世。


何をもって強いとするかは人によるでしょうが、歴史に関する記述は少々怪しいです。
ついでに、興味のあったリュドミラ・パブリチェンコが載ってなかったのが残念。
値段の割に凝縮された内容。流石の逸品。 ★★★★★
この手の本では定評のある"Truth In Fantasy"シリーズですが、ずば抜けて名著でした。
神話時代から現代まで、まんべんなく闘う乙女を取り上げ、トリビアにとどまらず、時には悲惨な死にまで言及している。
この手の本は、著者の思い入れの故か、参考資料をあたらない、あるいは明記しないために、ウィキペディアなら「独自研究の疑いがあります」なんてヘッダが付くものですが、この本は(というかこのシリーズは)きっちりと参照すべき参考資料を明記しています。これだけでも星五つの評価をあげてもよろしい。
文章だけでも星五つに値しますが、イラストもなかなか素晴らしい。プロの方のものなのか、とても良い挿絵です。
製本や使っている紙質もしっかりしており、出版社の良心を感じます。一般的に読む限り、十年以上は少しくらい雑に扱っても、まずばらけたりしません。
以上を鑑みて、本当なら星七つくらいあげたいほどです。歴史や(学問的意味での)女性問題に関心のある方に、強く推したい一冊です。
とても詳しい内容で面白いです! ★★★★★
有名な女性は勿論のこととして、マイナーな女性の話も載っていて面白いです。
実在した女性の他には、神話や女神の紹介もあります(そっちの方が多い)。

この本の特徴は、ひとりひとりの誕生〜最後(資料の残っているものの範囲で)まで詳しく書かれていること。
そのおかげで、「何故○○○はこの戦いに参加することになったのか」が分かったり、「かわいそうな境遇だな」等、感情移入しやすくなっていて好感度が高い本です。

ただし、難しい言葉も多く出てきます。特に日本の女性の話。
普段使わないような熟語や慣用句がたくさん出てきますので、辞書を使いながら読む必要があります。
(※私の価値観での「難しい」ですので、あまり参考にならないかもしれませんが)

一番困ったのは、短歌が載っているところがあったのですが、その短歌の意訳が無かったこと。
詳しい友人に聞いて解決はしましたが(汗
「女傑」と謳われた女性達 ★★★★☆
 歴史―それは完全な男性社会です。現代では女性があらゆる社会に出て、その敏腕を振るっていますが、かつての時代はそれを許してはくれませんでした。
 女は道具である―子を産み、ただ男に尽くすだけの存在。

 誰もが政治のことだけを考え、豊かに暮らしていた古代ギリシアでも女性に選挙権は無く。かの儒教の開祖「孔子」も「女と小人は甘やかすとつけあがる」として蔑んでいました。
 この本は、そんな男尊女卑の暗い時代にも、強く気高く生きた女性達の生き様を解説した一書なのです。

 手にとってば、きっと貴方もその力強さに(多少、力強すぎる人達もいますが・・・)勇気づけられることでしょう。