とにかく計１１７０問の問題数に圧倒されました。人気のTOEIC講師、中村澄子さんの「千本ノックシリーズ」は１と２を終了しましたが、この本は“リアル”千本ノックなのでボリュームがケタ違いです。

９００越えを狙う受験者が、パート５と６の弱点発見と補強をするのに適した本だと思います。唯一の残念な点は、TOEICの出題傾向とは違う問題が複数見受けられるので、そのような問題については「総合的な英語力強化のため」と割り切ってこなすと良いかもしれません。

大学受験以来、全くと言っていい程、英文法から遠ざかっていた私が書かせて頂きます。


元々、文法は苦手だったので
以下のポイントに絞って参考書を選びました。
『解説が的を絞って書いてある。』
『問題量が多い』


理由:

文法解説書は、説明が長すぎて
『最終的に何を言いたいのか』よく分からない事が少なくない為。

問題が少ないと、間違えて得た知識を利用して解く問題がなく、実力がつかない為。



その点、
本書は、TOEICに出る文法事項を的を絞って
『理解させる』事を主眼に明快に書かれており
非常にわかりやすかった。
また問題が大量に収録されている為、
学んだ知識を活かしやすく
定着しやすかった。


学習前は
『自動詞を受動態にするレベル』でしたが
先日のTOEIC試験では
PART5は、9割近く出来たと言っていいと思います。

非常に素晴らしい参考書だと思います
お勧めです。

TOEIC試験のPart5とPart6に特化した対策本です。韓国でベストセラーになったTOEIC対策シリーズのうちの一冊とのこと。

要点を確認するためのもの中心なので全ての問題がTOEICそっくりというのではなく２択などの形式もあるのですが、とにかく問題量は多いです。練習問題が全部で1,000問以上、さらに実戦問題が150問以上。問題に対する回答の解説も、それなりに丁寧です。

また、問題だけでなく、文法などの解説もよくまとまっています。注意を要する表現のリストなどもあります。活字も小さめなのに、全部で600 ページ以上。これだけの分量があって、この値段はお買い得だといえます。反面、この量を短期間でやり切るのはなかなか大変なので、腰を落ち着けてじっくりとPart5とPart6の対策を行う用途に絞って使うのが有効だと思われます。

ちなみに私は、Part5とPart6の取りこぼし対策としてもう少し精度を上げてゆく必要を感じていたので本書を買い、以下のようにやりました。
・その章の問題を先にやり、怪しいところや間違ったところを赤ペンでチェック。
・その章の説明に戻って、解説をじっくり読み、怪しいところを赤ペンでチェック。
・次の章に移り、同じやり方でひと通り学習する。
・２周目からは、1周目でチェックしたところを中心に復習を行う。

総問題数１０００問以上！コストパフォーマンスにおいては、本当にありがたいと思いました。問題も同じポイントを何度か出題してくれるので、身につきやすいと思います。しかし、問題数が多すぎます。章ごとの区切れも大きいので、やりきれずに途中でやめて次回に持ち越すこともしばしば。ついついだらだらと時間をかけてしまい、完了までに１か月ほどかかってしまいました。めりはりが持てないので単調になってしまいかなりきつかったです。でもその分、かなりのことを学べた気はしていますので、満足はしています。

本の評価については他の方に譲ります。
良い問題集ですが、残念ながら初版のものには綴りミスや脱字がたくさんあるため、正誤表が出ています。
以下のアドレスにアクセスしますと正誤表がありますのでご覧下さい。
http://www.3a-cocoro.com/category/1191348.html


更にPart5と6の実力を強化したい方には姉妹編の問題集がおすすめです。
解きまくれ!リーディングドリル TOEIC TEST Part5&6