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南極大陸単独横断行 (講談社文庫)

価格: ¥62
カテゴリ: 文庫
ブランド: 講談社
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風との戦い ★★★☆☆
 2001年に出た単行本の文庫化。
 著者は極地を徒歩で横断するのが好きな冒険家。北極に4回挑んで何とか成功したのち、今度は南極に来ることになった。そのための資金づくりから語り起こされ、予備調査、後方支援のための事務所設置と進み、やがて南極へと足を踏み入れることになる。
 徒歩横断とはいうものの、風のある日には便利な道具が活躍することになる。それがセーリングである。大きな帆に風を受け、それに引っぱられるようにして雪上を進んでいくのである。まるで水上スキーのような感じだ。ほかでは聞いたことのない手法だが、南極探検ではけっこう一般的なのだとか。ちょっとやってみたい気になる。
 そんな道具を使いつつも、やはり、南極の旅は厳しい。寒いし、暴風は吹くし、お金がやたらかかる。やっぱり読むだけにしといた方がいいのかな。
テクニカルな内容があれば。。。 ★★★★☆
さらに良かった気がします。
著者自身が南極横断を決行しその資金集めに苦労したことから、実際に南極点を通過して横断する様子が描かれています。
冒険家や登山家が苦労する問題-スポンサー回りをして資金を調達する、信頼を得る-については、他の冒険家・登山家が書いた本からも分かるのですが、いつも感じるのは先進国で一般国民を含めて登山家・冒険家に対しての理解が非常に低いなぁと思うことです。
確かに山にしろ冒険にしろ、事故や怪我を伴い、莫大な資金と回りからの援助と理解を得て行なう究極の娯楽であって、そんなものに大金を投じるのは言語道断と言ってしまえばそれまでかもしれないが、日本人という国民性がそうなのか、イマイチ人と違ったことをすることに対して理解を示そうとしなかったり、それどころか足を引っ張ったりする傾向があるように感じる。

さて、肝心の内容ですが実際の横断は日記形式の時系列で書かれていますが、もうちょっと回りの描写を鮮明に細かく描き、また実際横断した時に使用した器具の使い方やどういった点に注意すればよいかなど、単純にデータとしてのテクニカルな側面までもが描ければより良かったと思えてならない。

今後の活躍に期待を感じてやまない。
空と氷しかない大陸を歩く ★★★☆☆
南極を徒歩で横断することに挑戦した冒険家の手記。空と氷しか見えない道をたった一人で歩く。他の生命がない孤独な世界である。 表現力のある読みやすい文章で書かれている良書。人生の一つの可能性を示すという上で若い人に読んで欲しい。

これは大変な偉業だと思う反面、なぜ人はこんなことをしたいと思うのかとフト疑問に思う。彼が南極を横断しようとしまいと、世界は何もかわらない。いや、ただ一点を除けば。人間は単独で極限大陸を徒歩で横断できることが証明されたこと。そしてその厳しい南極の状況を私たちが文字で知れるということか。 確かに彼が描く南極の世界は私たちの日常からは伺いしることのできない宇宙的世界だ。

しかしこの挑戦の実現には何千万円という資金が必要で様々な企業がスポンサーについている。基本的に冒険をする行為をサポートしたい気持ちがありこの本の存在は嬉しいけど、これだけの支援を得てるんだから、日記以上の厚みのある内容が欲しい。

単独、だけではない。 ★★★★☆
なんとも、機械の力を用いずに、横断なんである。
まあ完全に人力のみ、ということではなく、風力を使ったりはしているんだけど、まあ、人力といっていいでしょうよ。
みなさまが今後いきていく上で、南極大陸横断という行為はまずすることはないと思いますが、もしものときのために、ええ。文庫でも出てますので、ぜひどうぞ。
日本人冒険家! ★★★★☆
単独横断をされてから、数年経っての刊行だったので、興味深く手に取りました。
「冒険」に対する評価の低さからの資金集めの苦労に始まり、単なる冒険紀とは違う様々な切り口がありました。
逆にもっと途中の南極やベースキャンプ地など、どんな状況下だったのか知りたくなります。
南極横断という非日常ではあるけれど、そこに挑戦した日本人冒険家がいるということにとても勇気づけられます。
歩いているのは一人でも、本当に多くの人達に支えられた冒険だったのですね。これは普段の私たちの生活にも当てはまり、日々感謝することを忘れてはならないと改めて思います。