スタン・ゲッツ&ジョアン・ジルベルト、小野リサ、セルジオ・メンデス&ブラジル’66、アントニオ・カルロス・ジョビン、クアルテート・エン・シー、ガル・コスタ、タンバ・トリオというボサ・ノヴァではお馴染みのアーティストが揃っており、それぞれ1・2曲ずつ聞かせてくれます。

「マシュ・ケ・ナダ」「イパネマの娘」「コルコヴァード」「波」「ワン・ノート・サンバ」「おいしい水」などのボサ・ノヴァの名曲から、あまり馴染みのない曲まで20曲が収めてありました。当然中には知らない曲もありましたが、それぞれ雰囲気があって心地よく伝わってきます。ボサ・ノヴァの軽やかさと爽やかさがストレートに感じ取れる演奏でした。中間部は、少しマニアックな選曲になっていますが、これもまたボサ・ノヴァの魅力に触れるよい機会だと捉えてもらう方が良いでしょう。理屈抜きでその軽みの世界に身を置いて心地よさに浸ってください。

コンピレーション・アルバムは、どのアルバムも同じようなイメージになります。さまざまなミュージシャンの歌声を1枚で聞こうとするとこうなるのです。そのあたりの利点と限界を知った上で、このアルバムを聴くことは意義があると思います。ボサ・ノヴァの世界を広く俯瞰的に眺めることができますので。気楽に気取らずに奏でる自由な雰囲気に身を置いてください。

シンコペーションを伴うボサ・ノヴァ特有の切れの良いリズムと、セブンスのコード進行が心地よさをもたらす曲の数々。癒し系のサウンドですから、爽やかさに満ちています。1960年代の音楽シーンを代表した音楽ジャンルですが現在でもその影響力は大きいと言えるでしょう。

色んな　曲が　楽しめる　アルバムです。
ボサノバ　初心者　には　いいかも　しれませんが　ボサノバ　愛好者にとっては　もう少し　深みの　ある　アルバムに　仕上げて　頂きたかったです。

「ボサノバを聴いてみたい！」という方に超おすすめの１枚です。

　やわらかな木陰のラテンサウンドを十二分に堪能できる、
　オーソドックスなボサノバサウンドを集めたアルバム。

　週末には、このＣＤをかけながら、ベランダでブランチしてみたい♪

最初に通して聴いた時には耳障りな曲に邪魔されて心地良さを味わう事が
出来ませんでしたが、プログラム演奏で気に入らない曲（1,3,16,20）を
除いて聴いてみたら、ほんとうにゆったりとリラックスできました。
でも、どうしてアストラッド・ジルベルトの「イパネマの娘」ではなく、
変なアレンジを施されたマリア・クレウーザのを取り上げたのか理解に

苦しみます。でも、「おいしい水」のマリアは良い感じだと思いました。
また、セバスチャン・タパジョスの「波～ウェーブ」は、オリジナルの
ジョビンのアレンジとは違った良さがあるし、小野リサの「デサフィナード」
もアストラッドに負けず劣らず素敵です。
入門者向けというよりは、こんなアレンジもあるんだよという応用編って
感じの一枚ですね。

まるでＣａｆｅでくつろいでいるような気分になれます。ナチュラルな気持ちにさせてくれるので癒されたい方にお勧めです。車のＢＧＭとして流れても素敵かも。是非お試しあれ。