ボサ・ノヴァの魅力を満載
★★★★☆
ボサ・ノヴァのベスト・アルバムと言っても良いかもしれません。中間部は、少しマニアックな選曲になっていますが、これもまたボサ・ノヴァの魅力に触れるよい機会だと捉えてもらう方が良いでしょう。難しい理屈抜きでその軽みの世界に身を置いて心地よさに浸ってください。
現代の歌姫、小野リサの「カーニバルの朝」で幕開けです。最後のほうに収録されている小野リサ with ジョアン・ドナートの「イパネマの娘」の軽やかさはまた格別です。癒し系ですね。
今は亡きナラ・レオンの「ジザフィナード」はとても雰囲気があります。昔から好きなヴォーカリストですので。
日本の音楽ファンにボサ・ノヴァのリズムと雰囲気を伝えた「セルジオ・メンデスとブラジル66」の代表作「マシュ・ケ・ナダ」のオリジナル・サウンドというのが収録されているタンバ・トリオの演奏です。心地よいサウンドに仕上がっています。
女性ヴォーカル・グループのクァルテート・エン・シーの「おいしい水」のハーモニーが爽やかで、今聴いても新鮮な響きを持っています。どこかジャジーな演奏は、軽快で、ボサ・ノヴァの魅力を満喫できる演奏です。
アントニオ・カルロス・ジョビンはすでに亡くなりましたが、「ボサ・ノヴァの神様」と呼ばれたジョアン・ジルベルトは、喜寿を越えてまだ健在でなによりです。「ノ・タブレイロ・ダ・バイアーナ」での彼のささやくような歌声は、疲れた現代人にとっては、「ヒーリング・サウンド」のように聞こえます。
「小舟」「フェリシダージ」「波」「オルフェのサンバ」「コルコヴァード」という名曲が目白押しですし、軽快なタンバ・トリオの「ソ・ダンソ・サンバ」で締めくくられています。
入門というよりは、、
★★★☆☆
「ボサノバの名曲コンピレーションアルバムは初めて」という方よりも、
曲やアーティストをある程度知っていて、雰囲気良くまとめたアルバム
はないかな〜という方に合う内容ではないかと感じました。
名曲を定番アーティストでまとめたアルバムは他にもあると思います。
入門向け!というよりはややマニアックな印象です。
休みの日に
★★★★☆
のんびりエンドレスでかけてください
カーッとは晴れた日でも
雨が一日降り続く日でも
落ち込む日でも
気持ちがくさくさする日でも
元気な日でも
穏やかな気持ちになれる一枚です