10歳からっていう割には難しい論理パズル。物語仕立てになっていて、主人公の魔女学校に通う少女が、悪魔に囚われた親友を救い出すために、パズルを解いていくいうもの。

昔からパズル好きだったので、こういう論理パズルも得意だったんだけど、すっかり知的能力が衰えてしまったのか、かなり難しかった。むしろ中学生ぐらいの頃の方ができたのかもしれない。　

問題自体は、すべて理詰めに考えれば解けるもの。でもその理詰めに考えるということが実は難しい。最近はググれば何でも正解が出てくる世の中。正解を見つけるために、与えられた条件で、論理的に考えるという能力が衰えているのかもしれない。

裏表紙に著者が書いているように、ものごとを論理的に考える力を育てる教育が必要なんだろう。この本は、小学生や中学生でも興味が持ちやすい内容になっているので、彼らにも読んでもらいたい。