私はアドベンチャーの特集の方に興味があったので買いました。
文章は個人のブログのような語り口調であまり洗練されてるように思えませんでしたが、
さほど高尚な文を求めていた訳でなく、「こんなゲームあったあった」と思い出にひたりつつ
そこそこ笑えたらいいなあという目的で買ったので、そこは別に構わなかったです。

ただ、シミュレーションの方の記事ですが
「このレビューを書くまでプレイしたことがなかった」（←別のライターに任せればいいのに）
「茶器をありがたがる武将が滑稽で微妙」（←史実では…）
「２日もたずにプレイ断念」（←このゲームが好きなライターに任せればいいのに）
「説明書を読まずにプレイしたので意味不明」（←そんな個人限定の話をされても）
というようなイラッとする部分が読んでてしんどかったです。
記事ごとにライターの個人名を付けてくれたら読み飛ばせたのですが。
肯定的な意見だけ載せろというつもりは毛頭ありませんが、批判するならもっと的確にしてほしい。
まあ気になったのは一部の記事だけなので、全体的には面白かったかなと思います。
他のレトロゲー本では載せそうにない、ハッカー等の18禁ゲームも写真付きで載ってて笑いました。

シュミレーションゲーム自体、システムが難しいため、プレイしたことのないゲームについてはわかりずらいことが多いです。
ゲームシステムを説明しているページもあれば、プレイしたことを前提に書いてあるページもあったりと統一感もありません。
また、RPG編でもよく見られたのですが、つまらない写真と説明でページをかせいでいるます。
例えば、RPG編のFF5では、ジョブの紹介で1ページすべてを費やしています。
未プレイの人には、もっとゲームの魅力を説明すべきだと思いますし、逆に、このゲームをプレイしたことのある人にはつまらないでしょう。
このゲームに思い入れのある私には「そんな知ってることで、FF5のページを潰さないでくれ！」と思い、イライラさせられました。
RPGに詳しい人で、RPGの本を読みたいのなら「RPG伝説」という本をお勧めします。
あっちは、ちょっと暴走した感じはあるのですが、筆者のそのゲームへの思い入れが伝わってきます。
写真はほとんどありませんが、文章できっちり勝負しています。
逆に「OLD GAMERS白書」は写真でページをかせぎ、文章は稚拙です。書いてる人達の文章力のなさが出ています。

次は、シューティング・パズルゲーム編を出すそうです。
私はシューティングが好きなので、立ち読みできるとこで済まそうと思います。