待ってました!オーストラリアの情報と英語が現地録音でCDにたっぷり77分間!
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本書は、[本書の楽しみ方]にあるように、二つの街を「シドニーを旅する」と題した12 scenesでは旅や観光に関する場面を、メルボルンで学ぶ」と題した10 scenesではメルボルン独特の文化と教育に関する事柄を多く取り上げています。 各Sceneは会話のトランスクリプションと対訳、Key Words、ためになる表現や知識を紹介する「ちょっと一言」、これぞオーストラリア英語らしい表現や文法を紹介する「オージーらしさを感じてみよう」、録音の舞台となった建物の情報や両都市の文化について少し詳しく触れた「コラム」で構成されています。ヒアリングだけでなく、オーストラリアに親しむための情報も満載です。
各Sceneの会話はホテルやレストランなどの旅行で使うフレーズ、オペラハウスのガイドツアーの説明、ワイナリーのように専門用語の多い会話、英語学校や大学での会話などさまざまで、これだけ多岐にわたる内容は、ことオーストラリア英語については今まで無かったと思います。特にCD付きでは初めてではないでしょうか?
付属のCDはシドニーとメルボルンで現地録音したもので全55トラック計77分強。Track 1〜Track 25が「シドニーを旅する」で38分強、〜Track 26〜Track 55で39分弱収録されています。話し手も訛りが強い人から聞き易い標準語を話す人、早口の人などさまざまです。よく[エイ]が[アイ]の発音になったりして、オージー・イングリッシュに慣れていないと話している内容が分かりにくいと言われ、確かにそう発音されている箇所もありますが、通して聞いた感じでは思った以上に聞き易い発音でした!録音が良いせいでしょうか?
なお、巻頭にオーストラリア留学についての記事が3ページ、英語学校の先生によるオーストラリア英語についての特長に関する記事が3ページあります。