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Barbarians at the Gate: The Fall of RJR Nabisco

価格: ¥1,482
カテゴリ: ペーパーバック
ブランド: Harper Paperbacks
Amazon.co.jpで確認
イメージ違い ★☆☆☆☆
こうした商品を購入するのは初めてだったので、自分で勝手にイメージをして購入をしてしまったのだが、届いたものはイメージとはおよそかけ離れたものであった。
購入する前は、音楽のCDでも曲の説明やら誌の内容までもが入っているのが普通なのだから、本とまではいかなくてもテキストのようなものが入っているのではないかというイメージを抱いて購入をしたのだが、届いたものを見てみると、厚い紙の入れ物の中に2枚のCDが無造作に放り込まれているだけで、他には全く紙一枚入っていなかった。
なるほど、アメリカ的な合理主義というものは、こういうものなのかと思ったが、完全に思惑がはずれてしまい、ただがっかりしている。
CDに入っている内容についてもとても早口で、よほど英語に堪能でないとわからないと思う。せめて、簡単なテキストでも入れてくれていたらと思うが、元々がアメリカ人のために作られたものなので、アメリカ人にとってはこれが普通なのだろう。
今日本の経営関係者に読まれるべき本 ★★★★★
20年前の当時市場最大のLBO案件であったRJRナビスコの買収合戦を
克明に描いたノンフィクションのビジネス書。
今後日本でも本格的な国境を超えたM&Aなどが始まる兆しであるが、
いかにLBO、Investment Bank、買収ファンド及びそれに関与する
企業弁護士等が企業の買収に関し行動するのかを具体的な事例を通じて
教えてくれる良書。企業買収ものの小説もちらほらみかけるようになったが、
本書は小説にも勝る内容とばっており、500ページを超える内容で
あるが一気に読めてしまう程。

M&A分野は時間的な制約がある中、各パーティがそれぞれの思惑を秘めて
ディールに取り組む訳であるが、その中では必ずしも会社の将来が考えられて
いるわけでない面もあり、又株主の価値が最大限考慮されるわけではない。
金融の論理でのディールパッケージを目指しているものもあり、今後日本で
起こるであろうディールも注視していく必要あり、その為にも本書は良い教科書
といえる。20年を経て国際的にも証券・金融規制は整備されてきているが、
これらのプレーヤーは法的・税制上のループホールを活用する事で新たな展開を
作る事でプレーヤーとしてのステイタスを高める事がその行動原理の基準になって
いる事もこの本でよく分かり、違う形での問題を提起する事例が今後も必ず出て
くると思います。本書の内容はその意味で過去の物語ではなく今日的な課題を提起
し続けている点で名著であり、必読の書になっているかと思います。

他の人のレビューにもある通り、姉妹書とも言えるDen of Thievesとあわせ
読むことで、よりその実態が明確になると思うので読むことをお勧めします。

タイトル:最高のビジネス・ノンフィクションです。 ★★★★★
アメリカ有数のタバコ・食品会社であるRJRナビスコのCEOまで登り詰めたロス・ジョンソン。
社有ジェット機と有名スポーツ選手とのお付き合いをこよなく愛する経営者が
低迷する株価を業を煮やして打って出たのは、80年台最大のLBO(レバレッジバイアウト)だった!
本書は、RJRナビスコをめぐって、経営者側(MBO)と投資ファンドが繰り広げる
約6週間にわたる、昼夜を徹した買収合戦を克明に描いたビジネスノンフィクションです。
カナダでGEのセールスマンをしていたロス・ジョンソンが
どうやってRJRナビスコのCEOになったのか。
そしてロス・ジョンソンとはどんな経営者なのかが
多彩なエピソードによって詳細に描写されます。
そしてロス・ジョンソンが取締役会に根回しをして
投資銀行とタッグを組んでMBO(マネジメントバイアウト)を提案します。
投資銀行は莫大な手数料目当てに資金集めに奔走し、
すべてはうまくいくかに思えたそのとき、待ったをかけたのがKKRという投資ファンドだったのです。
なぜKKRが待ったを掛けたのか?
それは、もともとKKRが以前、ロス・ジョンソンにLBOのアイデアを披露しており、
KKRは自分たちが出し抜かれたと思ったからでした。

意地になったKKRは、経営者側買収価格よりさらに高値を提案し、
一気に入札合戦へとなだれ込むのです。

本書は関係者に取材した膨大なインタビューを元に構成されたノンフィクションであり、
(本当かどうかはわかりませんが)会話の内容まで詳細に再現されており、
まるで小説ではないかと思わせる臨場感です。

締め切り時間に遅れそうになり、入札書類をもった弁護士がタクシーを降りて走るコミカルな様子や、
夜中まで交渉を続ける関係者の生き生きとした描写が大変魅力的な一冊です。

昨今、日本でもMBOやLBOが流行しています。
いまさらながら、ビジネスの世界における日本の10年〜20年遅れを実感させる本でした。

日本語版は入手しにくいようですが、がんばって洋書にトライしてください。
表現が格調高く、なにしろ登場人物がいっぱい出てくる(普通の探偵小説の4、5倍ですね)ので、すらすらとは理解できませんが、ストーリーが面白いので、大丈夫です。

読了後、すぐにもう一度最初から読み返してみようかなと思わせる、エキサイティングな10年に一度、いや20年に一度のビジネス書です。

アメリカの会社の経営者の実像を理解するのに1番のお勧めです。
The best nonfiction of a decade ★★★★★
RJR NabiscoのM&Aについてのノンフィクションであるが、読み物として大変に面白い本でした。某MBAでのM&Aの教科書にもなっているとのことですが、Big Dealにかかわる当事者がどんな状況で、どのように判断し行動するかがよく書かれ、非常にM&Aの内側を理解できました。

とくに、RJR NabiscoにかかわったPlayerたちが、KKRのHenry KravisやBruce Wassersteinなどの超一流Playerなので、彼らの行動がM&Aを理解するうえで、とても役に立ちます。また、RJR NabiscoのM&Aでは、経営陣によるMBO、敵対的TBO、Drexel のJunk BondによるLBOなど、いろいろな要素が含まれています。

この本を表のM&Aを描いた本だとすると、その裏側を描いたのはjames B. stewartの'Den of thieves'になります。二つを読み比べてみると、1980年台のM&Aを取り巻くWall Streetの状況を肌で感じ取ることが出来ます。
A must read for an M&A banker ★★★★★
日本のM&Aにおいてオークションは、再生事案や大型クロスボーダーを除けば数が多くない。したがって、M&Aバンカーでもオークションの経験豊富な人はあまりいないであろう。本書ではRJRナビスコをめぐる4パーティの争いの経緯が生々しく描かれている。RJRナビスコの争奪戦自体はもう20年近く前のことになるが、今日本書を読むことの意義は、メガディールのオークションという状況において、ビッドの参加者と売り手がどのような動機でどのような駆け引きをするのか?またビッドはどのように引き上げられていくのか?等を追体験することにある。
それにしても、本ディールはgreedの象徴のように言われたが、真の勝者はKKRではなく株主であった、というところに、アメリカのM&Aの真骨頂がある。