元気なフレンチポップ「クーラー・カフェ」。
リミックス２曲。

「土曜日のシネマ」は、名曲「マイ・シェリ・アモール」を思わせる
歌唱が気持ちいい都会派バラード。
週末に映画を見に行くわ、というようなしっとりとした内容。

"de Best"のアルバムがフレンチ・ジャズっぽいのに対し、こっちはもっとボサノバ風（南アメリカ風）だと思います。（評論家ではないので、あくまで感覚での評価ですが。）軽くてアップビートで、このCDをかけると子供たちは踊り始めます。料理しながらよく聴きます。労働が趣味にしてくれます。

彼女の大好きなラテンをのびのび唄った思い入れたっぷりな作品って気がします。ジョアン・ジルベルトを思わせる男性ボーカルも素敵です。「白と黒のポートレート」など選曲も渋めで私は大好きなアルバムです。あまりにもコマーシャルな時期のウイスパーヴォイスはなんだかなーでしたが、部屋の空気をすごく快適に変えてくれるこの人の音楽の魅力はすごいなと今更ながらはまってしまっている私です。本場ブラジル音楽では疲れる、という方どうぞ。

タイトルどおりカフェにぴったりな一枚。
聴き入るような曲はないものの、日曜日の朝にお部屋に
軽く流してたりしたら気持ちがいいのではないかと思います。
カフェ好きなヒトにはぜひオススメです。

１０代の時このアルバムのよさは全く分かりませんでした。
でも２０代になって聞いて、大人の恋愛を歌っているんだなあと
さわりだけ感じられるようになりました。
年齢を重ねて経験を増やすごとに、このアルバムの味が
分かってきそうなＣＤです。ボサノバなので初めは
慣れない人は退屈してしまうかもしれません。