初恋の思いと、純愛の素晴らしさが感じられる小説だと思います。
★★★★★
ケンブリッジレベル3、14,000文字の多読用小説ですが、非常に楽しく読めました。
物語は2部構成です。
第一部は、イギリスの古い炭鉱町の16,17歳のカップルの話です。
若い二人には生活レベルや親の反対も関係なく、愛してしまいます。
ふたりで土手等で話しているシーンは、初恋の淡い感情が蘇る気がしました。
第二部は、50年後の二人と家族描かれています。
50年前に連絡をするとお互い約束をして別れたのに、何故二人とも相手からの手紙を受け取れなかったのか?
今でも愛しているが、50年間も会っていない相手への不安と思いが交差して複雑な状況になっていきます。
結論は兎も角として、二人の家族がみんな良い人達なので嬉しかったです。
家族がこの二人の愛情を受けている気がして、素敵な物語だと思いました。
愛するってこと
★★★★★
「マジソン郡の橋」と共通する「愛の深さ」をテーマにした物語です。前半では二人の境遇の違いから愛し合っていながらも許されぬ恋に悩む姿が・・・。主人公は成功することで二人の愛を成就できると信じ、一人アメリカに渡ります。必ず手紙を書くと約束して・・・。しかし・・・。後半では50年近く経ってからのお話。愛し合った二人はそんな時空を超えて再び逢うことになります。二人にはそれぞれ子供が・・・。再会した二人は最初はとまどいますが、すぐにお互いの立場を理解しようと努力します。50年という歳月の前ではやはり誓い合った愛を成就することは出来ないのでしょうか・・・。
後半に進むにつれ、一気に読まないと落ち着かなくなる物語でした。
あらすじでなく、文章を楽しめる多読本
★★★★☆
基本単語1300に制限された英語学習者向け書籍です。
使える単語が制限されているため、ストーリーは楽しめるのですが、文章自体は簡易な表現が多くあらすじだけという感じがありますが、これは結構文章も楽しめます。
内容はイギリスの炭坑だけが唯一の町に住む若い二人が、親の反対や家庭の事情によって引き裂かれ、50年後に再会するというものです。読みやすい文章でキャラクタもよく描かれていて引き込まれるように読み進めることが出来ました。
途中で結末が見えてきてしまうところが唯一の難点です。
ほとんどハーレクイン
★★★★★
愛し合った二人が引き裂かれ、50年後に再会する・・・
ほとんどσ(・_・)の大好きなハーレクインの世界ではありませんか!
真実が明らかになったところでは、ちょっとウルウルしましたし、
彼女がどんな決断を下すのかわからず、最後まで楽しめました
こんな純愛、憧れます!
★★★★☆
私はまだlevel2を読んでいたのですが、この本のあらすじを聞き、読んでみたくなったので挑戦しました。はじめのほうは、「最後まで読めないかも・・・」と不安になりましたが、内容のおもしろさもあって一気に読んでしまいました。60歳をすぎた2人の恋の話ですが、いくつになってもこういう気持ちをもっていられたら幸せだなと思います。切なくて、心が痛くなるような場面もいくつかあって、とても面白かったです。私が今まで読んできた中で一番多い64ページでしたが、それを読みきったことも自身になりました。「純愛」が嫌いではない方には、ぜひ読んでいただきたい一冊です。