現代の「商人」たちの姿
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招客招福の法則2は、日経MJに掲載された前作、招客招福の法則の続編になります。今回も88話の商人物語が、89話目から始まります。
物語と言っても、それは架空の話ではなく、いづれも街のお店であった「お客様」と「店主」のコミュニケーション逸話です。
例えば、それは午後3時で閉店してしまうのに、利益が増えた中古車販売店だったり、お客様だけではなく、シャツメーカーの社内まで「心」動かしたクリーニング店の話など。紙上のコラムの形そのままに、見開きで1話のストーリーです。
88話読み終えた後は、感動が押し寄せ、その次にお店や仕事を盛り上げるアイディアが次々閃き、サラリーマンだった人や個人商店の店長がだった人が、「商人」になる姿が想像できるでしょう。
小阪裕司さん提唱の「ワクワク系マーケティング」を感じられる一冊です。