給食の持つ意味を考えさせられる一冊。
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当たり前のように食べ、飲んでいるものが、実は間違いであったということに強く衝撃を受けた。特にそれが学校という教育の場で行われている実態はどうなのだろうか。
小さい頃から、パンとご飯は同じ、置き換えが可能であると教育されれば自然とパン食をすすめていくことになる。日本のパンというのは、白く、甘い。噛まないでも食べられてしまう。また、パン食を主にしている国のパンは、こんなに菓子パンばかりではないだろう。さらに、パン食、小麦食を進めるが故に、国内の米が余剰になり、減反になり、農業も衰退してしまう。これが日本の正しい選択なのだろうか?
成人病が増える中、解決する一番の手段は小さい頃からの食事ではないか。噛まない食事では、顎の力もどんどん弱まるばかりだ。
今自分が親になる年齢になり、深く考えさせられた一冊であった。