ウチの地域の小学校の献立にはここまで衝撃的な物はないですが、
確かに筆者のような観点から見ればおかしいと思いますが、偏ってます。少々オーバーです。

毎回こんな食事が出るわけではないでしょうに…。
私は自分の地区の給食の献立とと栄養士さんの熱心さには頭が下がります。
とてもマネできないほど多彩です。

また、一見アンバランスな献立も見方を変えれば、
ウチの子のようにアレルギー体質の子どもも「どれか食べられる一品がある」献立です。
全てを残さず食べる…というのは古い考え方ではないかと考えさせられました。

筆者の言いたいことはわかりますが、栄養面から見ても偏っています。
実はあまり栄養学に詳しくないと感じました。

例としては、
・子どもにはポカリを飲ませるな。→熱中症対策にはお茶よりポカリです。
・おやつはおにぎりが一番→一理ありますが、まるで戦後です。毎日続けるとビタミン不足になります。
食パンを食べさせるな。亜米利加の陰謀だ。→??そんなわけないでしょう。
第一、食パンはそれほど不健康な食べ物ではありませんし、メロンパンを三食食べる人いますか？

自分宅だけでご飯崇拝をするのは勝手ですが、他人にまで強要するコメントはいかがな物かと感じました。
本のコンセプトは分かりますが少々ヒステリックです。
大多数の栄養士さんにとっては失礼な本かもしれません。

幕内先生の本は何冊か持っていて、
先生の考え方も理解できるけど、ちょっと現実味がないというか
現実とかけ離れてるんじゃないかな、という点は否めないと思う。
でも、実際こんな給食が、毎日ではないにせよ出ている学校がある、
ということを知るには充分な本だと思います。
小学生の息子でさえ、「これはヤバいよ…」「食べたくない…」
と言いながら、じっくり繰り返し読んでます。
チョコチップパンに、たこ焼きにワンタンスープ、
ジョアとバニラアイスと牛乳の給食。
さすがに変、です…

参照記事（http://www.minpou.jp/politics/3718/）

忠実に再現ですか。

面白そうな本の帯と掲載されている給食の数々に惹かれて買いましたが…米食を崇拝する著者が給食にケチをつけまくる内容でした。以前話題になった「買ってはいけない」の給食版だと思いました。

食について真剣に考えている人や著者に共感できる人なら有用な本なのでしょうが、楽しさを求めて買うと損します。

ところで、著者は「米でもアレルギーは起こる」ということはご存じなのでしょうか？

たこ焼き4つ、が面白いってわけじゃなくて、その解説があまりにも…。
言っていることはおおむね正しいですが、正しいことを書くにも書き方によっては伝わらないっていうのがよくわかりました。若い女性の食生活が乱れきっているという先入観にもげんなりです。私が食べた給食の中で辛かったのは、白米・牛乳・グレープフルーツ半切・小魚とピーナッツの田作りみたいなもの・なます、でした。栄養的には正しく脂も砂糖も控えめですけど、食べる子どもの気持ちを考えることも大切ですよね。