重箱の隅をつついてほしい
★★★★★
The words are just as important as the music.
確かに・・・
「歌詞の方が音楽よりも大事だと思いますか?」
に対してわざわざ言ったのだから、
「歌詞は音楽以上に大事だな。歌詞がなければ音楽は存在し得ない」
ではなく・・・
「歌詞は音楽と同じくらい大事だな。歌詞がなければ音楽は存在し得ないし」
ですね。
ディラン・ファン層ならではの、重箱の隅をつつくような感想を
聴けるようになることにこそ、本書の意義はある。
それにしても、ボブもこういう私のようなファンと
40年以上も付き合ってきたのかと思うと同情します。
初期の記事にそうした本音がちらほら表れていて面白い。
全年代ではあるが全インタビューではない。
★★★★☆
ローリング・ストーンに掲載されたものに限定されているのはむろんだが、全年代であって全インタビューではない。例えば『ローリング・ストーン・インタヴューズ 80S』所収のインタビューは掲載されていない(そもそも80年代はひとつしか訳されていない)。それでもこの値段でこのボリューム(全17チャプター)は良心的だ。
初期のインタビューはカジュアルに訳し直されていて違和感があるが、『トゥギャザースルーライフ』あたりの近年の諸作の解説は他で読めないのでありがたい。
ディランの生い立ちについて知りたいのなら『バイオグラフ』所収のインタビューの方がまとまってはいるが、、、、
濃い!
★★★★☆
米ローリングストーン誌の
蔵出しインタビューということで、
保存版的に購入。
ひと言でいえば、その内容は「濃い」。
1967年のTV公開インタビューから、
2009年直近のロングインタビューまで。
驚いたのは、ディランが
ローリングストーン誌の表紙を16回も飾っていること。
その表紙すべて、前半部分のカラーページで見ることができた。
これはなかなか貴重。
また、みうらじゅんが独自にセレクトした
アルバム20枚は、
みうらじゅんのセンチメンタルな
超ショートエッセイとともに素直に楽しめた。
翻訳が若干わかりづらい部分もあるが、
総合的に、これで2100円はかなりお値打ちだろう。
おそらくじっくり読んだら1〜2カ月は楽しめるのではないか。
先ほど、ディランのZEPPライヴを観た余勢をかって
レヴューを書いてみた。
若干的確でない部分もあるかもしれないが、
興奮冷めやらぬなかということでお許しいただきたい!