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手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)

価格: ¥1,680
カテゴリ: 単行本
ブランド: 小学館
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エキセントリック、エロティック ★★★★☆
著者である穂村さんの脳内にいる、
可愛くてちょっと凶暴、自由気ままに生きている「まみ」という女の子の言葉遊び。

タカノさんの素敵なイラストとあわさって、とても雰囲気のある本です。
ただやはりちょっと人を選ぶ短歌だと思うので、この星数にしました。


良くも悪くもほむら節 ★★☆☆☆
 絵本とか童話が好きならこういうのヒットなんでしょうが、どうも私は買うまでではなかったな、と後悔しています。もう全く理解できませんでした。趣味の問題です。

 ただ作者がどこかで言っていたように自分たちには戦前の詩人のような詩は切実さにおいて書くことはできない、そんな平和な世の中に生きている、ということは間接的に伝わってきました。ある意味革新的、勇気あるなあとも思います。

 しかし、そういった事前の了承がなければならないものはいかがなものかとも感じ、詩というものには説明責任がつかないこと、できればこの本のなかの詩の意味を聞いてみたいけど、聞いてしまったらそれはもう詩ではないんだな、と思った次第です。

短歌に一目ボレした。 ★★★★★
美容院で髪を切っているとき、
パラパラと眺めていた週刊誌に、
穂村さんのインタビュー記事があった。
そして、そこでいくつか紹介されていた、
彼の短歌に一目ボレ。
帰り道、本屋で必死になって探して、
手に入れたのがこの本です。

わたしには、理想のオンナノコ像があるのですが、
淡々とウエイトレスをしながら、冷静に世界をみつめている、

主人公の「まみ」は、限りなく、それに近い。

タカノ綾のイラストとのコラボレーションも面白い。
ある意味、実験的な言葉の世界に、
全然負けていないのがスゴイです。

返事がなくても、送りつづける言葉。
それはやっぱり、メールじゃなくて、手紙がいい。
存在感が全然違うし、秘め事っぽくていいと、
「まみ」ほどではないけれど、

手紙魔のわたしは思うのです。

キラキラしたもの ★★★★☆
歌集を読むのは初めてで、ついさくさくと読み進んでしまいましたが、読み終えた後、何かキラキラしたへんなものが残りました。はっきりとしたことばにはならないのですが、ふわふわした、気持ちいいような目眩がしているような気分がしばらく続きました。

はじめは「うん?」「は?」と「まみ」の行動にとまどい、でもだんだんと「まみ」の輪郭がくっきりしてきて。一見かわいらしげなことばとイラストの中に、ぎょっとする内容のものが混じっていてどきどきします。あとがきもおすすめです。

赤、橙、黄、緑、青、藍、紫、きらきらとラインマーカーまみれの聖書

夢の中では、光ることと喋ることはおなじこと。お会いしましょう。

―いかがでしょうか?

ふしぎ少女×ふしぎ少年? ★★★★☆
「ほむほむ」に手紙を書いてきた女の子、まみ。
それに対するお返事として「ほむほむ」が作った本、というのがどうやらコンセプトらしいです。
「ほむほむ」こと、歌人の穂村弘さんは、とっても印象的な短歌を書かれますが、この「手紙魔まみ」はなかなか難解な短歌が多かったかな?と言う印象をうけます。

それでも、挿絵がふしぎ少女「手紙魔まみ」を心地よく連想させてくれ、「ほむほむ」の短歌がさらにそのまみのイメージを膨らませてくれ、、、という、ふしぎだらけで、でもとても素敵な本です。
もしも短歌初心者さんがよむならば、「ええ~~~っ!」とびっくりすることうけあい。お試しあれ♪