インターネット時代のマーケティング
★★★★☆
狩猟型マーケティングから農耕型マーケティングへ。
テレビCMやネットのバナー広告など気を引くための広告だけではマーケティングとしては価値が低く、顧客からパーミッションを得て顧客との関係を深く築いていくのが必要なマーケティングであるとしている。
具体的事例が多く、すでに消滅してしまったサイトやブランドなども多いが、パーミションマーケティングをきちんと行っているものが生き残っていることがこの本の正しさを証明しているとも言える。
すでに初版発行から9年経っているのだが、この本の考え方はまだまだ現役のものとして生きているものが非常に多い。
ただ、全般的に定量的な証明が難しいものも多いため、実際に社内で行う際などは適用が難しいかもしれない。
ためになった。
★★★★★
6年以上も前の本と知って驚きました。作者は幅広い見識から、多くのマーケティング事例を何が必要なもので、何が必要でないか、真っ向から評価しています。お客との関係を点ではなく、線・面で捉える必要性が理解できました。webについてもマーケティングの中の正しい位置に位置づけた、という感じです。
マーケティングの入門にいい本だと思います。
多額の広告費を費やす前に
★★★★☆
最近では多くみられますが、このパーミションマーケティングという考え方、この本が1999年に出版された事を考えると、著者(米Yahoo!副社長)の先見性に驚かされます。
そして1999年に書かれた本内容は今でもなお、有効に活かせる内容となっており、インターネット時代のマーケティングを学ぶうえで非常に参考になります。
従来のマスマーケティング(土足マーケティング)はただ、ひたすら多額の広告費をかけて繰り返し、消費者のジャマをし、あげくの果てにレスポンスが数%なのに対し、パーミションマーケティングとは、顧客の許可(パーミション)を得て、継続的なプロセスにおいて、商品購入につなげていくという考え方です。
パーミションを得られれば、消費者から「期待され」、その消費者にとって「適切で」かつ「パーソナル」なメッセージを送り続ける事が出来、それが商品購入へと繋がり、パーミションをさらに高い次元へと高めていけるわけです。
ちょっと記述が冗長的に感じるくらい、丁寧に書いてあります。また、米国の事例が多くイメージしにくい部分もあります。マス広告の打てる大企業よりも、個別に対応出来るような中小企業においてこのようなマーケティング手法というのは参考になるのではないでしょうか。
友達マーケティングについて
★★★★☆
本書はインターネット時代の新しいマーケティング方法を分かりやすく説明してる本である。
著者の唱えるパーミションマーケティングは、
無料で顧客に情報を届けることが出来るメールや
インターネットが発達した現代の新しいマーケティング方法だといえるだろう。
顧客との信頼関係をもとに「友達として」商品を売り込んでいく方法は
従来の老舗テーラードのコンシェルジェのような存在である。
本書は、キーポイントが明確に書かれているので読みやすかった。
実際に、パーミションマーケティングを行っている会社の例(amazon.comしかり!)もあり、
分かりやすく読みやすい一作である。
Webマーケティングの基本?
★★★★☆
この本を読んで始めて、Web上での広告・宣伝にどういう
トレンドが常識とされているかが理解できたと思います。
業界の有識者にとっては既に常識である内容なのかも知れませんが、
Webマーケティングって何?と言う私と同レベルの必要性を感じる
方には一読をお勧めします。