安さの秘密
★★★★☆
先日衝撃の動画がYouTubeにアップロードされました。
マクドナルドから各種ハンバーガーとポテトを買い、
密閉した容器の中に2ヶ月間入れて手作りハンバーガーとの
腐敗の度合いを比べてみるというものです。
手作りバーガーと手作りポテトは10日もしないうちに黒ずんで
通常の腐敗が始まっていたのに対し、マクドナルドのバーガーやポテトは
2週間たってもほとんど変化がありませんでした。
バーガーに関しては一ヶ月程度からようやくカビが生えてきましたが、
ポテトはなんと2ヶ月放置しても何の分解も始まらず、何の腐敗も始まらず、
まるで昨日買ってきたばかりのポテトのようでした。
こんなものを私たちは口にしているのです。
微生物を全く寄せ付けないということは・・・
ファストフードばかりでなく、中国産の危険な野菜をドバドバ使うコンビニ
業界や外食産業全般にも言えることですが、この本は外食の恐ろしさを知る
ちょっとしたきっかけになるかもしれません。
質の悪いファーストフード界に警鐘
★★★★☆
日本のファーストフードとアメリカのファーストフードではまた
質や量も全く変わってくるけれど、この本を読んでからCMのドナルドを見たら、
マックを食べる気が失せたし気分も悪くなるほどにまでなってしまった。
CMの効果、大手食品業界の汚さ、はっとさせられた。
自らを実験体にした著者の立派さ、様々な面から見たファーストフード業界の真実、ジョークに富んだ笑える記述、
どれも、下手な健康本よりためになります。
実生活がホラーに感じるかも・・・
★★★★☆
けっこーファーストフード好きなんですよ。
マックのポテト大好きなんです。
が、ファーストフードもそうだし、
加工食品とかも怖いんですねー。
売るために、いかに子供のころから洗脳していくか。
そして「いいもの」であるかのように装っているか。
アメリカと日本の環境の違いはあるけれど、
(さすがに学校や病院にファーストフードはないですし、
あのスーパーサイズもない)
重なる部分も多いです。
映画の宣伝に作者が来日したとき日本のマスコミの取材はなかったとか、実は日本の方がもっと深刻なのかもしれません。
栄養に対する考え方も日本と違うかも。
たとえば「ミルク」は日本では飲むのは体に良いとされてると思うんだけど、
アメリカではローファットとかが一般的で、
ミルクはむしろ体に悪いらしい。
そーいえば「新世界の料理ショー」とかでも「ノンファットのミルク」とか使ってましたね。
食生活の習慣による違いなのか、ちょっと気になるところでした。
訳注をいれて欲しかったかも。
タバコもファーストフードも体に悪いものを
いかにも楽しくていいもののように装っているという意味で、
作者にとっては同様のものです。
じゃ、アルコールとかはどーよとも思うけど、
自分の生活を振り返って考えさせられました。
本も出ました。
★★★★☆
映画がうけたので本も書きました、ということなんでしょう。
マックのハンバーガーは1年放置しても腐敗しない?
痩躯でないとマックのCMには出演できず。
店頭でのカロリー表示、栄養成分表示はナゼないの?
子供をターゲットにして幼少期からマック漬けにしてしまう
ことを非難している点など、著者も認める通りファストフード
攻撃の先駆者「ファストフードが世界を食いつくす」の影響が
色濃い感じですが、本書はファストフード業界をタバコ業界
並の「消費者の健康破壊企業」として描いている点で業界的には
「震撼もの」とは思いますが、今のところは「黙殺」されてる。
スパーロックが言うように大広告主でもあるファストフード業界
をマスコミがおいそれと叩くわけにはいかないのがタバコとの
大きな違いか。映画を観て楽しかった方、どうぞ。