朝読むのに良い
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まず症例の紹介、検査データがあり次のページに解説や鑑別診断、ポイントが述べられています。英語はそれほど難しくなく、症例も見当がつくものが多いですが、中には Reiter症候群やCreutzfeld-Jakob病など教科書にもあまり詳しく載ってはいない症例もあります。私は朝1,2題を読み眠い頭をすっきりさせるのに使いました。
英語が読める!
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1年目の研修医です。スーパーローテで研修していて、入院患者は毎日診てても外来で鑑別疾患を考える機会って少ないのでは?
この本は簡潔な英語でいろいろな疾患の現病歴、身体所見、検査所見が書いてあります。すぐにページをめくらずにここで鑑別疾患や病態を考えてみる。そしてページをめくって答え合わせをする。そして日本語の本で現在の治療法を調べて書き込む。物足りないこともあるかもしれませんが、ちょっとした時間でいろいろな疾患に触れること、考えることが出来るとてもいい本だと思います。
1つの疾患が2〜3ページで終わるのも魅力です。英語嫌いも克服できますよ☆
医学部4年生から
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この本は限りなくシンプルなケースブックであって入門書だと思う。コンパクトであり、何度も繰り返し読むに値する内容である。ケースの内容は、特定の病気であることを強く匂わせる『いかにも』な表現を含むものから、正常所見が多く結構悩むものまであり読み手を退屈させないだろう。症例に関してのディテール(たとえば身体所見や検査値)は若干乏しいという見方もできるが逆に疾患のイメージを端的に捉えることが出来るという長所にもとれる。
有名どころDiagnostic Strategies for internal medicine(Mosby)は知識と思考力に自信がある学生向けだと思う。疾患別の明確なClinical vignetteが欲しいという人には本書よりもInternal Medicine Casebook (Lippincott)がお勧めだ。以上国試を控えた6年生からのメッセージである。
良書です。
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簡単な病歴、症状、検査結果の記述があり、それに対して、どういう病気か、どういうふうに対応するか等の設問があります。次のページにその答えがのっており、どういうふうに考えてこのように診断したかを、納得のいくように説明してあります。少しの病歴、症状、検査結果からここまで診断できるのかと感嘆するものが多いです。
臨床診断能力を高める本です
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日常診療で遭遇する代表的疾患100例をコンパクトにまとめた症例集です。いずれも、まず病歴と身体診察所見が述べられ、さらに臨床検査成績や画像所見が記載されて、その後に症例の診断および治療に関連した事項が解説されています。医学部高学年の学生や研修医はもとより、内科系実地医療に従事する臨床医の生涯教育のツールとしても活用できる本です。また、筆者がイギリス人なので、イギリス流の臨床医学を垣間見ることもできます。この本を読んだ後にアメリカ人医師によって編集された「Diagnostic Challenges: 150 Cases to Test Your Clinical Skills」を読むと、さらなる診断能力のトレーニングになると思います。こちらは結構難しい症例が多く含まれていますが、その分かなり勉強になります。