まずはお子さんの書いた絵をじっくり見てください
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この本をお子さんに与えることを考えている場合には、その前にまずじっくりとお子さんの書いた絵を見てあげて下さい。
「まあ、こんな細かいところによく気がついたわね…」というところがあるはずです。子供ならではの感性というものは、人それぞれで違いはあっても、それぞれが持っているものだと思います。
そいうった感性はともかく手っ取り早く、ぱっと見、立派な絵をかけるようになって欲しいと考える方には良いのかも知れませんが。でもとっても勿体無いと思います。もしかしたら生涯の趣味とできるほどのセンスがあったかも知れないのに!
与える年齢にも依るかも知れませんね。
大人が使う分には問題ないと思います。私の夫はイラストを全くかけませんがこういう本を目にすると「こりゃいい!」といいます。そういった大人向けと考えるのが無難です。
でもどうせなら30年も前にこの手のイラスト本を出しているエド・エンバリー氏に敬意を払い、そちらを購入するほうが良いと思っています。センスも良いです。
実はいい本でした
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このシリーズにずっと興味はありましたが、「つまらない絵を描くようになるんではないか」とか、「こんな風に教えてしまったら子供の創造力を奪うんではないか」とか思い、ずっとアンチでした。うちの子(5歳男児)はあまり絵が得意ではなく好きでもありませんでしたが、それも個性かと半ば絵に関してはあきらめていたのです。
ところが、幼児教室に行きだした子供が急に生き生きした絵を描いてくるようになったのです。どうやって指導しているのかと思い先生に聞いたところ、このシリーズを勧められました。半信半疑で購入したところ、もともと恐竜、昆虫大好きだったこともあり、毎晩スケッチブックとクーピーを出しては「今日はこれ描く!」と言うようになりました。もともと絵を描くのが好きではなかったにも関わらずです。しかも描く絵が今までと違い、堂々と大きく描く様になったこと、この本を見て自分なりのイマジネーションが膨らむのかとても独創的な絵をかくようになりました。まるで思っていたのと逆の効果が出たのです。なんだか拍子抜けしてしまいました。
小難しいことを考えずに一冊購入して見られる事をおススメします。きっとお子さんとの楽しい時間がひろがりますよ。
夏休みの宿題にも役立つかも!
★★★★★
昆虫と恐竜は、タイムリーな題材だと思います。
アニメの絵を真似るにはやはり、基本的な特徴が掴めていないと、難しいものです。
この本の書き方で、昆虫や恐竜の典型的な形を覚え、
後は、個性的にアレンジするだけで、とってもよい絵が描けるでしょう。
自由に書かせれば、お手本通りのそっくりな絵になることは無く、
自分だけの素敵な昆虫や恐竜が出来上がります。
夏休みの絵の宿題は、これで1つ出来上がりそうです。