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カレル・チャペックの日曜日

価格: ¥1,470
カテゴリ: 単行本
ブランド: 青土社
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:カレル・チャペック/著 田才益夫/訳 出版社名:青土社 発行年月:2004年12月 関連キーワード:カレル チヤペツク ノ ニチヨウビ かれる ちやぺつく の にちようび、 セイドシヤ セイドシヤ 3978 せいどしや せいどしや 3978、 セイドシヤ セイドシヤ 3978 せいどしや せいどしや 3978 「お金を持っていない人がいます。人の心を信じない人がいます。一生、政治的な信念をもたずに過ごす人がいます…」チェコの国民的作家チャペックによる、ユーモアあり、機知あり、諷刺ありの素晴らしき人間賛歌。 女性と職業新しい森無為礼賛身震いする世界成功陽気なのはどっちだ?俳優としての動物不思議なことマッチ箱小さなプラハを支持するチェコ料理について男と武器闇の発見本はどこへ消えるか映画の限界映画対演劇機会の支配検閲の場合わが国の選手とその相手ブラックバードの性格寓話伝染「しかし人間」について引越し業自分の身の回りについて
この色褪せなさは何だ!!? ★★★★★
カレルチャペックのエッセイを読むと、このチェコという国が
被った悲劇は片鱗も見せません。
彼はこの国の不幸な歴史の行方をいたるところで示唆しているのだが、
そのあっけらかんとした態度が、少数民族の悲哀を切実に表現していると
今になると思うことができます。

『~日曜日』ではチェコという中欧の国から、極東の日本に対する
言及があります。ちょこっとだけ。
そこが日本人としてはミソかもしれません。
あの関東大震災の衝撃を躍動感溢れる文体で表現しているものは
未だかつてお目にかかったことがありません。
(もちろん私的個人的体験に基づきますが)
話し言葉で綴った技量の高さうんぬんと言えますが、ここではぜひとも
スキル的なことは一切廃したい。

彼の著作を読むたびに驚かされることですが、
その平和的思想は何十年たった今でも決して色褪せることが無いのです。

二十世紀という時代に彼が望んだ世界と全く違う歴史を知る私たちは
平和な時代の軽快な文章の一つ一つに痛みを抱きながら、
時代が変わろうともなお、願いつづけたい彼の普遍的な理想に
手を重ねて賛同したい気分に溢れてしまいます。

高カロリーで嘆いていたチェコ料理も戦禍のなかでは
夢のような存在であったことを彼は知りません。
この道はいつか来た道、このような台詞を吐いてはならないと
ライトなエッセイに誓いたくなります。

黒子になってほしい ★★★☆☆
本当は星5つなのだが、後書きで訳者がチャペックの文に自分の主観を書き足して披露しているので、星2つ減らした。翻訳者の一線を超えたことはするべきではないだろう。