「退廃の中に光る美」
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写真、絵画をひっくるめて私が今もっとも大好きなモチーフ。
それをここまで表現できる写真家はいまのところ私は知らない。
遠い目標でも、いつかこんな写真を撮りたい。そんな写真家の写真集である。
ちなみに彼はマグナム・フォトのメンバーの1人である。
マグナム・フォト(Magnum Photos)とは、1947年にロバート・キャパ、アンリ・カルティエ=ブレッソン、ジョージ・ロジャー(George Rodger; 1908年-1995年)、そしてデヴィッド・シーモア(David Seymour; 1911年-1956年)の四人の写真家たちによって結成された、世界を代表する国際的な写真家のグループである。それぞれに事務所をニューヨーク、パリ、ロンドン、そして東京に構え、現在約50名の写真家・フォトジャーナリスト(報道写真家)が在籍している。その多くのメンバーたちは、地球的規模で活躍しており、「世界最高の写真家集団」として現代でもその名声はつとに知られている。