訳者のスタンスがニュートラルでよい。
★★★★★
訳者あとがきが印象深い。
著者と、立ち位置の違う翻訳者の本がおもしろい好例。
同じケースでは「ドクターハマー」広瀬隆訳が相当すると思う。
ADHDに覚せい剤が特効薬としているアメリカにおいて、
その危険性について1978年に言及している著者は評価できる。
しかし、適正使用が有効であることは事実でもある。
この点、日本は最近やっとメチルフェニデート徐放剤が、
薬価掲載されたに留まっている。
アメリカでは塩酸アンフェタミンも、
外来で処方されている。