そして
「幸齢者はその最期のとき、見事に私たちに生きるエネルギーを手渡す。自らの最も大切な肉体を使って渡す贈り物を、私はすべての人々に受け取ってほしいと願っている。それこそが幸せへと導かれる道だから…。」(柴田久美子)
幸(高)齢者に恋をした著者が今の世に愛を注ぐ。「自分もこんな風に生きて死ねたらなあ。」と想う。心に染みこむ稟とした生き方。感じて欲しい一冊です。