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抱きしめておくりたい―看取りの日々を生きる

価格: ¥1,260
カテゴリ: 単行本
ブランド: 西日本新聞社
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悟り ★★★★★
目が釘付けになったのはここです。

第三章 看取りという時間
−生れ落ちたその時の幸せを手にして−の項から
「私が実の母の看取りを通して手にしたように、息子さんもまた、父母との関係が生れ落ちた時に戻ったと思う。そして父母が自分の心に誕生したのだと…。看取りとは誕生と同じ所に戻る大切な時間なのだろう。」(P.122)

確か釈迦だったと思いますが、人間には3つの記念日があるとおっしゃいました。それは誕生日、悟った日、逝く日です。

私には柴田さんの言葉がこう伝わってきました。
逝く人の看取りにより悟りがひらける。それは父母のもと誕生の日を感謝し、来るべき逝く日に思いを寄せるという悟りの日になるのではないでしょうか。
愛とは、自分の時間を、その人のために、使うこと ★★★★★
隠岐・知夫里島は、日本海に浮かぶ人口約700人、在宅死亡率75%という「死の文化」が息づいている島である。その知夫村で、見取りの家「なごみの里」を立ち上げ、終末期の幸齢者に寄り添い、見送る柴田久美子さんとそれを支えるスタッフの日常が語られている。抱きしめて送ることは命のバトンを受け取ることだという。この活動にいたる柴田さんの心の軌跡も赤裸々に語られている。読み終えて「愛とは、自分の時間を、その人のために、使うこと」という言葉が心に沁みた。ぜひ多くの人に読んでほしい一書である。