【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:永山裕子/著 出版社名:グラフィック社 シリーズ名:新カルチャーシリーズ 関連キーワード:エンピツ デツサン オ ハジメル ヒト エ カイガ ノ キホン シン カルチヤー シリーズ えんぴつ でつさん お はじめる ひと え かいが の きほん しん かるちやー しりーず、 グラフイツクシヤ グラフイツクシヤ 1721 ぐらふいつくしや ぐらふいつくしや 1721、 グラフイツクシヤ グラフイツクシヤ 1721 ぐらふいつくしや ぐらふいつくしや 1721 水彩画や油絵上達の第一歩は鉛筆を「書く道具」から「描く道具」へ替え、デッサンを学ぶことから始まる。豊富なプロセスを交えて解説したデッサン入門決定版。 1章 鉛筆の扱い方2章 やさしいものから描こう3章 ちょっとレベルアップしたものを描こう4章 質感にチャレンジしよう5章 色をモノクロームで表そう6章 人形と人物を描こう
描き方の理論がおかしい。参考にならない
★☆☆☆☆
この本で一番疑問を感じたのは、円筒形(缶)を描く時、かたちをとるのに、わざわざ、その缶が内接する(実際はないので、眼には見えない)長方形の箱を描く、というやりかたです。
この見えない長方形を描くのが、自分のような初心者には難しい。
この長方形のかたちのとりかたについて、根拠のある説明がない。
初心者はこの長方形を描く時点でかえってかたちが歪んでしまい、結果、楕円も歪んでしまい、うまく円筒形が描けないので、はじめから見たままを描くよりかえって難しいと思う。
また、P34〜の紅茶の缶の描きかたも、斜め上から見ているので少しパースがつくはずなのに、著者はそれを無視して描いているので、デッサンが完全に逆パースになっているのはおかしいと思う。(見た眼の真実とは違う絵。)この人のやりかたなのだろうが、やりかたにくせがあり、受験デッサンむきではない。
初心者向けにも、この著者はデッサンの理論としては今ひとつ説明不足で、いい加減な気がする。
制作例がいろいろ
★★★★☆
9H〜9Bまである鉛筆の中から、6B、3B、HB、2H、4Hを選びHBを中心に描くかき方です。
ディスケルやはかり棒などの説明はありませんが、紅茶缶のところで鉛筆を使用し測っています。
鉛筆の削り方、練りゴム、消しゴム、フキサチーフが解説されています。紙はM画用紙を使用しているそうです。
リンゴ、バナナ、紅茶缶、円筒形の缶、ワインボトル、カップ&ソーサー、大皿と玉ねぎ、転がった丸い缶、人形や人物の描き方が、「質感にチャレンジ」では、アジとエビとハマグリ、陶器のポットとガーベラ、銀製のポットとスプーン、ワイングラスとユリ、コップとぶどうの制作例が解説されています。
5章の「色をモノクロームで表そう」のなかでは、いろいろな野菜の色や3色のバラの描き方が丁寧に説明されています。
また、「モチーフってなんだろう」や「布とビニールの質感」「デッサンをチェックする」が役立つかも知れません。「始める人へ」となっていますが、初心者以外の人にも良さそうです。
基本的な練習に適してる
★★★★★
ざっくりと紙面の半分くらいは、ビン・缶・カップ&ソーサーなど、比較的単純な形をとるときのコツ、それと、鉛筆による彩色方法(もちろんモノクロなので濃淡のつけ方と同意)の解説に割かれており基本的な事を多く学ぶ事ができる。その部分から、次の花(このあたりがメイン)のステップに若干ギャップがあったりするのだが、初心の学びはじめに適していて、また、少しステップアップする際まで使える構成。デッサンの本は難しいというイメージもあるが、お手本通りにやってみると少しづつわかってくる事が実感できる。
ただ、平行線を引く練習などの本当の基礎の一番最初のところは省略されている。なので、ちょっとかじった人が、最初からやり直したいと思うときに読むと良いのかもしれない。
鉛筆デッサンの最高の指導書
★★★★★
デッサンは、絵を書く場合の基礎であるが、白と黒だけで表現する鉛筆によるデッサンそのものが、一つの芸術である。 色彩で誤魔化すことが出来ないので、非常に難しいが、それだけに奥深い。 著者は、東京芸大大学院の故彼末教授に学んでおり、デッサンの技術は、確かなものがある。 本書は、難しい鉛筆デッサンの書き方を、手順を踏んで優しく解説してあり、鉛筆デッサンを志す者には、全くの初心者にも最高の指導書である。
鉛筆デッサンのモチーフは、殆んどの場合、静物と人物である。 風景の書き方を指導している鉛筆デッサンの解説書は、見たことがない。 残念ながら本書にもない。 遠景の樹木は、鉛筆デッサンではどのように表現するのだろうか? 著者の次作として風景画の鉛筆デッサンの指導書を期待したい。
デッサン七日間にとって代るかも?
★★★★★
形のとり方、陰影のつけ方に詳しい。どこでどの鉛筆を使うべきかなども載っているのでわかりやすい。
形のとり方、補助線の引き方の超基礎的な部分では「デッサン七日間」の方が詳しいが、それよりも高度なものと陰影のつけ方を探しているならこれ。
デッサン七日間は陰影の部分では説明不足な感があり、基礎的な部分を教えたら、後の詳しいやり方は読者に任せるという放り投げな感じで、しかも後半にいきなり難易度の高い形のものが出てくるので、本を前に固まってしまいましたが、こちらは文章で詳しく説明してくれるので、題材を前にして迷うということがないと思います。
ただ先述したとおり、最も基礎的な部分での形のとり方(補助線など)はデッサン7日間のほうが良いです。しかし作例を見れば説明がなくても十分なくらいわかりやすいです。
初心者の方は「デッサン7日間」で形のとり方を学び、その後はこの本を使うのがいいと思います。
人間(人形)の描き方も、少しですが載っていてしかもわかりやすいのでお得です。
個人的にはこの本全体に(私には)感じられる荒い感じのデッサンも好みでした。