社会学の基本的な概念が解説されています。でもタルコット・パーソンズからの概念の説明はかなり不十分。あくまで初心者が使う辞書と考えるのがいいと思います。

特に英語で社会学を学ぶ人にとっては役に立つのではないかと思います。英語も平易ですし、「参考にする」というよりは「読む」ための辞書という感じがします。

もしも日本語で社会学を学んでいる初学者なら、この本の邦訳版『新しい世紀の社会学中辞典』を買うといいでしょう。

社会学の基礎事項の事典。
私は院試の英語の勉強に、これの日本語版の『新しい世紀の社会学中辞典』と共にお世話になりました。これを訳して、『中辞典』で確認するという感じです。
社会学系の院試の英語の勉強をしたい場合にかなり役立つと思います。
値段も洋書なのに安いところはなお良し！！（『中辞典』の方が高い・・・）

Dictionaryということですが、項目がそんなに多く載っているわけではありません。社会学を勉強する人が知っておくべき基礎的用語が、参考文献まで含めてわかりやすく、親切に説明されています。辞書としてよりは、１冊の本として通読してみると、いいと思います。