リスクマネジメントの集積本
★★★★★
えてして日本人の書いたリスクマネジメントや保険に関する本は、こねくり回したあげくに、詳細のことを論じるだけと終わるものであるようである。
当書は、ビジネススクールの大学院教授さんが記述したものであるが、企業のリスクマネジャーをはじめとして、リスクコントロール、リスクファイナンシングをどのような理論で行うべきかを、整理してくれている。「訳者はしがき」で書かれているとおり、米国特有の事情を反映した部分は割愛されているが、グローバルに活躍する読者には、原書を読まれることをお勧めする。感謝