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ゲノムが語る生命 ―新しい知の創出 (集英社新書)

価格: ¥735
カテゴリ: 新書
ブランド: 集英社
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:中村桂子/著 出版社名:集英社 シリーズ名:集英社新書 0270 発行年月:2004年11月 関連キーワード:ゲノム ガ カタル セイメイ アタラシイ チ ノ ソウシユツ シユウエイシヤ シンシヨ 270 げのむ が かたる せいめい あたらしい ち の そうしゆつ しゆうえいしや しんしよ 270、 シユウエイシヤ シユウエイシヤ 3041 しゆうえいしや しゆうえいしや 3041、 シユウエイシヤ シユウエイシヤ 3041 しゆうえいしや しゆうえいしや 3041 生命とは何か? 科学と日常を重ねて考える。21世紀は生命の時代だ。DNA研究は驚くべき新たな知見をもたらしている。難しい言葉ではなく、私達の日常感覚に沿うかたちで、7つの動詞をキーワードに生命及び人間とは何かを考える。 はじめに 「生きる」-生きものとしての人間第1章 変わる-科学技術文明の見直し第2章 重ねる-分ける方向からの転換第3章 考える-第二
僕らはみんな生きている〜♪ ★★★★☆
科学者の生命探求の限界と今考えていることをわかりやすく教えてくれています。
科学者らしく公明正大に「実はわかってないことだらけ・・。」という事実がカミングアウトされています。
とは言え、わかっていることに関する箇所は、健康生活に役立つ実用的教養書です。
(あ、これは私が持っている中村先生のもう1冊『「生きている」を見つめる医療』の方のことでした。)
文字通り、ゲノムについて知りたくてこの本を買ったのですが、
DNAやゲノムの働きの全体像とそこから見えてくる「人間のあるべき姿」が、
文系の私にもわかりやすく解説してありました。
全体を通して「カエルだって、ミミズだって、アメンボだって〜♪、みんなみんな生きているんだ、
友達なんだ〜♪」と、生き物におおらかになれる本です。
まぁ、そんな全体像はいいんですが、
<生命>に関して文系的な科学的思索の深さを持っている人には、興ざめが起こります。
『これからは今までおろそかにしてきた文型の勉強をするぞぉ〜!』と机に向かう著者の姿が浮かんでくるのですが、
なんか遅れています。
著者の考えに深い共鳴を ★★★★★
著者は日本の科学界を代表する女性科学者として著名なだけでなく、人間の歴史、多様性等をゲノムの解析をベースに行なう「生命誌」という分野を開拓したことでも有名。しかし、「ゲノム解析」という言葉から受ける科学万能的な印象とは異なり、著者の関心は「生きているってどういうこと」、「これからどうやって生きたら良いの」という非常に素朴で身近なものである。この辺に深い共感が持てる。

本書の章立ては、「生きる」、「変わる」、「重ねる」、「考える」、「耐える」、「愛づる」、「語る」という7つの基本動詞をキーワードに著者の考えを披露してくれる。基本には、遺伝子工学的なものがあるが、遺伝子万能の考え方には陥らない。常に人間(生物)のあり方を中心に考えている。間に漱石の「草枕」や堤中納言物語中の「虫愛づる姫君」、アニメ「風の谷のナウシカ」を挟む等、構成も起伏に富んでいる。

本書を読むと、遺伝子の研究は風土に根ざした独自の生命観を持つ日本人、特に女性に向いているのではないかと思った(勿論、著者の魅力による所が大きいが)。本書は、著者の考える「生命誌」の世界へ読者を優しく導いてくれる良書。
たいへん感銘深い本である ★★★★★
 著者の生命誌の考え方には非常に感銘を受けた。ヒトのゲノムは、ひょっとしたら「魂」と言われるモノではないだろうかと強く感じた。遺伝子情報の集大成のゲノムは素晴らしい宝物である。私たちは、やはり「生き物」であって、まずこのことを再確認すれば、「戦争」や「貧病争」などをいかに減らして行くか誰でも当たり前に気がつき、その実現に向かって当たり前のようにしなければならないことが明確になるようになる。こんな簡単な答えをこの本は教えてくれる。この本は、そんな素晴らしいことを教えてくれる。読み終わって、身震いした。
現在の科学万能主義に対して・・・ ★★★☆☆
自分の考え方の反対となるような内容の本でした。
ナノテクノロジーなどの技術に対して、技術としては
とても素晴らしいことだが、人間としての大事な所が
失われているような社会になっている。人が人として
扱われなくなり、まるで機械のように壊れたら壊れた所
を直すといった感じなる社会になっていくかもしれない。
社会全体が科学=万能と思っている社会は危険ではないのか。
皆が考えてみる必要のある話題だと思います。