この後、日本という民族性、アンサンブルの複雑化を経てメンバーはそれぞれの道を歩むことになったが、ここでのいい意味で4リズムの、ひとつの強固な弾丸となるべくシンプリシティと、演奏への集中力、そして向井秀徳の世間や自身の矛盾を描く言葉はそのまま(本当にそのまま)ZAZEN BOYSやソロでも歌われている。その事実は何か示唆的だ。 (石角友香)