Good Yarnシリーズの登場人物が出てきますが、まったく別のお話です。
何も知らずに読んでも大丈夫です。
話の雰囲気も少しシリアスで、推理小説的な展開。
認知症の母親、過去の母親を許せないスザンナ、反抗する娘。
文学的ではないが、現実にわりとありそうな女性の物語です。
（友人関連の話しで「それはないんじゃない？」と思った部分はありますが）
後味は良いです。

文体の格調の高さ、内容の重みや厚さといったことを求める人には評価されない作品だと思います。ただ単にストーリー展開の楽しさを求める人には絶賛されるでしょう。あまり深く考えないで読めば、かなり楽しめる作品です。 私はまた非常に読むことを推薦する--The Fates by Tino Georgiou!