日本と中国との違い
★★★☆☆
10年程前に発行された本書は中国人の面子を年代、職種、出身地の違う人達の取材を元に25の証言と解説で構成されており内容は面白いと思いました。読み手も年代、性別、職種の違いで感想が大きく変わるだと思います。私の感想は表現の違いはあれど日本人の面子や体裁とタイトル程の違いはないかと思いました。但し、日本人のこの様な行動を記した書を読んだことがないので、日本社会における面子のあり方を考えるのにも非常に良い一冊だと思います。中国語の原文を読んでみたい気がします。翻訳は素晴らしいのですが江氏の伝えたいニュアンスが別なところにあるような記述も散文してあったように思います。
様々な目線で感じ取る中国人の面子
★★★★☆
輸出先としての中国人を知るために読んだ。一般にこの種の本は「中国人とはXXである」とステレオタイプにまとめようとするが、本書は階層の異なる人々が彼らが思う「面子」に関して自由に話した内容を解説を交えて平易に書き記したものである。従って無理に結論を導き出さず、読者に事象の判断を任せている。読者が中国ビジネスの現場で相手の価値観を推し量る際、さまざまな選択肢に厚みのある「面子」を加える必要性を明らかにしており、実践上は頭の痛い課題となった。
中国人を知るために ビジネスにも
★★★★★
中国人は面子を命より大切と考えます。
これは日本人にはなかなか理解できない点が多い
この本とその2はそんな中国人の面子感について
的確に書いています。
卒業論文でお世話になりましたが
ビジネスや留学、そして中国を知りたい人にオススメです