ユーミンが ベスト盤を望んでいるかはわかりませんが、これは間違いなく名盤です。

自分は今10代の若造ですが、このアルバムを聴いてユーミンにはまってしまいました。
ここに収録されてる歌達は自分が生まれる前から世に出ていた曲で、失礼を承知で言ってしまえば古い歌達ばかりです。

そして自分で言うのも何ですか、それでも今だに10代の心を掴むというのは、ユーミンの音楽が他の物とは格段に違うハイレベルさを持っているという事でしょう。

また曲順の配列が物凄く絶妙で良い置きかたをしてるなと思います。
ベスト盤でこんなに流れ良く出来たのもユーミンの音楽のハイレベルさがあっての事だと思います。

ただ、ジャケ写がシンプル過ぎて…
ユーミンのオリジナルアルバムのジャケ写なんかを見てると、とても芸術的な物が沢山あるのでこのアルバムも芸術的なジャケ写にして欲しかったなという気持ちもあります。

でも、やはり名盤です。
しかし、これはバラードベストであって、ユーミンのほんの一部。
もっと激しい曲を歌うユーミンだっているわけです。
これから過去の作品を遡って新たなユーミンの魅力に触れたいと思います。

どれも好きな曲がセレクトされててバランスの良いアルバムとなっています。思えばユーミンファンのきっかけは「雨のステイション」です。わたしにとって思い出の曲です。追加で手のひらの東京タワーや晩夏〜ひとりの季節やずっとそばにが収録されてたら嬉しかったです。とても素敵なアルバムなのに中古販売店でこのアルバムが売られているのを見るとがっくりしてしまいました。日本のミュージックシーンを支えているアーチストはたくさんいますが、ユーミンさんもその一人です。いつ聞いても優しい気持ちや新鮮さを感じさせてくれるアルバムです。

タイトル通り甘くほろ苦くそして優しい気持ちになれる曲ばかりです。私の思い出の曲は「雨のステイション」です。昔車の中で雨の日に始めてこの曲を聞いた時、泣きたくなる様な切なさ少しの温かさが込み上げた曲だったからです。それ以来のユーミンさんファンです。ストーリー性を秘めた歌詞のフレーズが聞く人の想像力を広げてくれます。「ソーダ水の中を貨物船が通る」(海を見ていた午後より)なんて想像するとロマンチックな気分になります。心理描写も素晴らしくそれが女性ファンをとらえて離さない。なによりユーミンさんのほんわかとしてスッと心にしみこみんでいくような歌声素敵です。ずっと手放せないアルバムです。

ベスト盤は本意では無いと思うので、
このぐらいのシンプルなジャケットが良いと思います。

リゾート、派手好き、セレブ、恋愛の教祖等々。
名曲があるのは知ってるけど、自分には縁の無い人だと思ってました。
でも、このバラード集はイイですね。聴いてしまいます。
もちろんこれはユーミンの魅力の一部でしかないと思いますが、
私には、特に初期の作品に感じるブルージーさが魅力です。
あまり彼女の形容詞に使わないんでしょうけど。
昨今の歌姫達みたいに、「どうだ！」とばかり歌いあげるより、
自分で作ったせっかくの名曲を、どこかスカして歌ってるような感じが、
とてもカッコイイ。
加えて歌詞の良さは評判通り。すぐ頭の中でストーリーが展開されます。
「ソーダ水の中を　貨物船がとおる」なんて誰が書けますかって話やで。
何十年も支持されてる人はそりゃ違うわな。脱帽です。

　ユーミンの歌を聴いていると，恋の相手とだけでなく，自分の前世から現世，来世へと深くつながっていくための霊感をあたえてくれるような気がします。

　
　もしこの世に生まれ変って，また同じ人生を歩みなさいと言われてもそれはできないけれど，またユーミンの歌を聴いていたいと思いました。