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ノーサンガー・アベイ

価格: ¥2,310
カテゴリ: 単行本
ブランド: キネマ旬報社
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ノーサンガー・アベイ ★★★★★
とっても良い買い物でした、ありがとうございました。
オースティンらしい、生き生きとした人間模様 ★★★★☆
英国のミドルクラスの少女の結婚までの道のりが、オースティンらしい辛口の視点が随所に散りばめられつつ、生き生きと描かれています。
田舎暮らしの少女キャサリン・モーランドが、近隣の有力者夫妻に付き添われて保養地バースに出かけ、そこで出会った男性ヘンリー・ティルニー氏に恋をする物語。キャサリンが、自分の頭で考えて判断し、行動することを学んでいく教養小説的な要素もあります。キャサリンの兄ジェイムズ・モーランドとキャサリンの友人イザベラ・ソープとの恋の顛末も重要なエピソードとして登場し、恋する女性としてのキャサリンとイザベラの行動が対比的に描かれています。

とんとん拍子に進んだかに見えたキャサリンとヘンリーの交際、ところが突然、予想もしなかった形でとんでもない邪魔が入ります。その理由とは...

尊大で我侭な将軍、分別のある魅力的な青年牧師、口数は少ないけれども誠意ある友人、上辺は親しげでも軽薄で誠意のない友人、口先ばかりで自分勝手な友人の兄...

いかにもオースティンらしく、さまざまな人間模様が生き生きと描かれた、明るく楽しく読める作品でした。

単なる好みなのですが、ゴシック小説のパロディ部分がちょっとしつこく感じられたので、☆ 4 つにしました。
すれていないヒロインは好感がもてますが・・・ ★★★☆☆
世間知らずのヒロイン、キャサリン・モーランドが少しずつ世間を知っていくプロセスがイキイキと描かれています。
自分勝手な親友気どりの人間に振り回されたり、当時流行のゴシックロマンスにはまって、あらぬ想像をたくましくしては、事実を知って拍子抜けしたり。
とにかく、「すれていない」若々しいヒロインが、この小説の魅力だと思います。

ただ、個人的には(→もちろん私の勝手な好みの問題ですが)、もう1度読みたいと思うほどは惹きつけられませんでした。
ストーリーは、いろいろあった末にヒロインがめでたく幸せをつかむ、というオースティン小説の型どおりですが、彼女の「愛しの君」の魅力が他の小説に比べてあまり伝わってこないのです。確かに良識ある大人の男性ですが。

そのせいか、同じような結末に向かっていく他の作品ほど、次の展開に期待を持って読み進める、ということはありませんでした。(あくまで私の場合はです)

なんというか「味わい」という点で、少々力が弱い作品かな?と思うのですが。

初々しく健康なヒロイン ★★★★★
田舎暮らしの「ぽっと出の少女」が世間とヨソさまの暮らしを体験します。

当時最先端の社交場バースで社交の何たるかを知らず、あつかましくしたたかな兄妹に振り回され、
ノーサンガアベイでは流行小説の読みすぎで、あらぬ想像をたくましくし(^^;)憧れの男性から苦笑を買います。

誤解からノーサンガアベイを追い出されるヒロイン、帰宅を迎える両親のおっとりしたこと!家族の性格の一端がうかがえるエピソードです。

最後はハッピーエンドです。いろんな出来事がありますが、安心して読み進んでください。
ヒロインの健全で大地に足が着いた生活感覚は「野暮ったく」はありますが、とても好感がもてます。

ジェーン・オースティオンの作品に登場する女性達の中でも、キャサリンは本当に初々しく可愛い女性です。(^^)

ヒロインになれます☆ ★★★★☆
小さい字が詰まっていますが、がんばって最後まで読んでください。最後には主人公のキャサリンと一緒に、あなたも素敵なヒロインになっているはずです!3人称で書かれているにも関わらず、主人公になったつもりでドキドキ、ハラハラできます。恋愛ものはちょっと・・・という人も後半部分はちょっとした冒険ストーリーになっているのでオススメです。