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いつか晴れた日に―分別と多感

価格: ¥1,944
カテゴリ: 単行本
ブランド: キネマ旬報社
Amazon.co.jpで確認
翻訳が… ★★☆☆☆
このレビューは初めてオースティンの作品を読む方に向けてではありません。…というか、デビューの方のほうが、少ないはず、と決めつけているのですが…すみません。

とにかく、翻訳がたいへん読みづらいです。主語の取り違えも多いですし、”必ず”を”必らず”など、翻訳以前の問題もあって、せっかくオースティンを読もうとしているのに、突っ込み所が満載で、純粋に読書楽しめませんでした。映画を見て、本も読んでみよう、という方には申し訳ないような気がします。
すばらしい。おすすめの本です。 ★★★★★
~ 私は映画でこの作品を知りました。
DVDの特典映像にあったんですが、エマ・トンプソンが受賞の挨拶で、作者が生きていてこの映画を見たらこう評価するにちがいない、と作者の独特の言い回しを使って映画について論じるのを見て、ぜひ本で読んでみたいと思い、買いました。
 読んでみると、エリナ(=エリノア)やマリアン(=マリアンヌ)が、話の世界が~~、すぐそこにあるような気がするほど、「近さ」を感じさせ、また出てくる様々な問題はとても生々しくその時代を感じさせると同時に、現代と何ら変わらないことに驚きました。
イギリスの上流社会の世界は独特で、常に財産の問題を抱えていたり、今のような情報化社会ではないにしろ、情報はいつもあふれ、噂好きな(というかそれ以外やることがない?)女た~~ちの様子は、ワイドショーやスキャンダルが好きな現代人とあまり大差なくて、おもわず笑ってしまいます。ものすごく丁寧に嫌味を言い交わしている様子も非常におもしろいです。
 映画が先でしたが、本も絶賛してしまいます。何度でも読みたいと思わせる本です。
映画ではいちいち説明されない裏付けや、その時代の常識観が細かく描写されているので、本を~~読んだ後もういちど映画を見てみると、また違った印象になります。

今後はまたほかのジェーン・オースティンの本を購入する予定です!~

分別は感性より大切なのです… ★★★★☆
この小説、原書のタイトル「Sense and Sensibility(分別と多感)」が示す、姉エリナーの分別と妹マリアンヌの多感がテーマですが、オースティンは常にエリナーの生き方を肯定的に描いています。熱い思いと苦悩を、分別によって内に秘めて生きようとするエリナーと比べ、自分の感情のままに恋に突っ走って傷つくマリアンヌは、最終的にオースティンによって軌道修正をされます。感性のままに生きることを良しとせず、理性と良識を持って生きることを尊重するオースティンの姿勢が強く感じられる作品です。もちろんそれは彼女のどの作品にも共通することだと思いますが。映画化された作品は原作よりもすっきりとしていて、実のところ原作以上に素敵な作品かなと感じています。特にエドワードとブランドン大佐は、原作を読んだ時にはあまり印象が強くなかったのですが、映画ではその魅力がしっかり描かれていたと思います。H.グラントとA.リックマンの存在感のおかげかも…
オースティン作品の奥の深さにハマらずにいられない! ★★★★★
17・8世紀に書かれたものとは思えないほど、
現代人の日常にも共通する人物像が面白い。
DVD化されているので、DVDで見てからだと
一層話がわかりやすいかもしれない。

姉妹の性格の違いだけではなく、人を想うことと
その時の自分の姿勢・信念を貫く、
そして我を通すことだけが真の愛情ではない事の大切さを
この本が思い出させてくれた。
最後まで飽きさせない展開が、現代でも受け入れられる由縁かも
しれない。

姉妹の性格対比が見事 ★★★★☆
何と言っても、最後のどんでん返しにはびっくり!多少の期待と予想はあったものの、まさか!本当に!という感じ。そのどんでん返しがまた、予測のつかない顛末。それによって八方丸く収まり、皆が幸せになるのだけれど、ただただ驚き、唖然とする。

『自負と偏見』同様、さすがオースティンと思わせる詳細な人物描写だが、特にエリナとマリアンの姉妹の性格の対比は見事。物語はめでたし、めでたしで良かったが、少々都合が良すぎるのでは?という感じもなきにしもあらずというところ。