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高慢と偏見〈下〉 (岩波文庫)

価格: ¥735
カテゴリ: 文庫
ブランド: 岩波書店
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勉強になります。 ★★★★★
オースティンの作品は、とても勉強になります。お金に対する考え方、人生に占める結婚の位置について、人それぞれの幸福があり、人間には生まれながらの差が、確かにあり、人生はそれらに左右されざるを得ないこと、本当の知性や教養とはどういうものか、本当に品が良くセンスが良いとはどういうことか、等々、日本の親や、学校では教えてくれない、人生の基本を教えてくれます。
今だからこそジェーン・オースティン ★★★★★
【高慢と偏見】
というタイトルを見た瞬間、小難しい哲学の話かと思って回れ右をしてしまうのが正直な気持ちですが。
読み出したら止まりません。
200年前に書かれたものですが、恋愛観結婚観というのは、今も昔も変わってないのだなあと実感させらます。
また、人物関係の濃さや、緻密なキャラクター設定と人間模様。そこから織りなすパズルを嵌め合わせるかのようなストーリーにとにかく、吃驚というか平伏させられます。
世界中で愛されている小説というのも納得。

「男に負けたくないと外では肩肘張ってるけれど…本当は人として男として夫として尊敬出来るような白馬の王子様を待ってるの…。
因みにその人にお金があると嬉しいな。」
という女性にお勧めです。

映画になる、との噂もあるので、今要チェックの一冊かも?

世界十大小説 ★★★★★
読書の楽しさを実感できる作品です。
舞台は18世紀後半のイギリスのとある田舎町。ここに暮らすベネット家の
近くのお屋敷にあるお金持ちの青年ビングリー氏きたところから物語が始まります。
何度読んでもこの冒頭のシーンにはこれから始まる物語を期待させる魅力があります。

物語はビングリー氏とベネット家の長女ジェーン、ビングリー氏の友人ダーシー氏と次女のエリザベスの
両カップルの結婚までの過程を中心に進んでいきますが、最大のポイントはダーシー氏とエリザベスの誤解によるすれ違いの恋の行方です。

”高慢”なダーシー氏を嫌っていたはずのエリザベスが、ある出来事から彼に対して抱いていた自分の”偏見”に
気づいて、次第に惹かれていく過程はこの先どうなるのかとページをめくらずにはいられません。

200年も前に書かれたこの作品が現在においても読み継がれているのは、恋愛や結婚といった普遍的なテーマを基に、一癖あるがなぜか憎めない登場人物や生き生きとした会話が織り成す日常生活のドラマを楽しむことができるからではないでしょうか。