私本太平記
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吉永英治・最後の大作歴史小説『私本太平記』(「あしかが帖」から「黒白帖」まで全13帖)すべてを一冊にまとめました。(紙の本としては、平均400ページ以上の文庫本8冊に相当します)
収録は以下のとおりです。
「あしかが帖」「婆娑羅帖」「みなかみ帖」「帝獄帖」「世の辻の帖」「八荒帖」「千早帖」「新田帖」「建武らくがき帖」「風花帖」「筑紫帖」「湊川帖」「黒白帖」
本作『私本太平記』では、それまで天皇に背いた「逆賊」として「大悪人」のイメージが定着していた足利尊氏を主人公に据え、新たな解釈に基づいて、鎌倉幕府滅亡から南北朝へと続く時代が躍動的に描かれています。7年間の連載であった『新・平家物語』のあと、『毎日新聞』に3年にわたって連載され、人気を博した作品です。