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Horowitz in Moscow [DVD] [Import]

価格: ¥1,289
カテゴリ: DVD
ブランド: 株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント
Amazon.co.jpで確認
歴史的瞬間の感動、巨匠の音楽の真実 ★★★★★
こういう歴史的瞬間を捉えたものこそが記録されるべきものと言える。かつては超絶的なテクニックと無類の音楽世界で世を席巻したホロヴィッツだが、齢82歳にして実に60年ぶりに故国の地を踏んでのリサイタルだ。これだけでどんなに凄い演奏になるかは保証されているようなものだが、期待を裏切らない素晴らしい記録になっている。

さすがに往年のテクニックの衰えは隠せないが、老ホロヴィッツの音楽にはそれ以上の感動がある。「名演」が生まれる瞬間というのはこういうものなのだろうか。帰郷の喜び溢れる表情から、弾きなれた小品を凄まじい集中力で紡いで行く。それを一音も聴き逃すまいと集中する聴衆。両者のケミストリーが二度とない名演を生む。

もちろん、これだけでホロヴィッツの何たるかは語れない。しかし、ここに収められた音楽は本物だ。一人の音楽家の飾らない姿がある。真に「巨匠」たる人には、やはりテクニック以前の音楽があるのだ。このホロヴィッツを知るか否かでは大きな違いがある。それがありのままに収められているからこそ、このドキュメンタリーは代え難い価値を持つ。それがこんな安くていいのか?
「脱力」とはこういうもの、ということが良くわかります。 ★★★★★
ピアノを学ぶ人なら、先生から「力を抜きなさい」と
指導を受けているはずです。

演奏の「姿勢」に関しては、
色々な意見があるかと思いますが、
「脱力」した状態の「指」について、
お手本を「知りたい」「見たい」ということであれば、
このDVDはお勧めです。

きれいな映像で、私は十分満足しています。
家庭用のDVDで問題なく、見れます!!



ココまで指先が繊細になるため、
演奏者が積み重ねた努力が
どれほどのものなのか私には想像つきません。
ただただすばらしいです。





これは特別な演奏会なんだってことが、ひしひしと伝わってくるライヴ映像 ★★★★★
 世紀の巨匠ホロヴィッツの演奏を、万感の思いをこめて聴く姿。今、この演奏会場にいる幸せを噛み締めている満ち足りた表情。シューマンの『トロイメライ』を聴きながら、涙が頬に伝う老人の横顔。
 実に60年ぶりとなる大ピアニストの祖国でのリサイタルを聴く彼ら聴衆たちの、ピアノに聴き入る姿、表情が素晴らしかった。祖国に帰ってきたホロヴィッツの思い、世界のマエストロになった彼を迎える人々の思い。それを考えるとたまらなくなって、涙がこみ上げてきました。

 1986年4月、モスクワ音楽院でのリサイタルのライヴ映像。輸入盤なので、字幕は一切入っていません。でも、ホロヴィッツのピアノの音、リサイタルの映像など、問題なく鑑賞することができました。

 ホロヴィッツを捉えた映像では、鍵盤を走る手の動きもさることながら、窪んだ眼窩をはじめ、82歳の巨匠の顔に釘付けになりましたね。「今この瞬間、どんな思いでこの曲を弾いているのだろうか」と想像しながら見ていると、ちっとも飽きるということがありません。時折、若かりし頃のホロヴィッツの姿がダブったりしてね。タイムスリップしたみたいな気になったりもしました。

 リサイタルの演奏では、第1部ではラフマニノフの『プレリュード 作品32-12』とスクリャービンの『エチュード 作品8-12』が、第2部ではシューベルト/リスト編曲の『ヴァルス・カプリス 第6番』(『ウィーンの夜会』より)とシューマンの『トロイメライ』(『子供の情景』より)が素晴らしかったですね。まさに、夢のようなひととき。巨匠が思いをこめて弾くピアノに魅了されました。
Region Freeのようです ★★★★★
 本日待望のHorowitz in Moscowが届きました。Region 2のパソコンでもRegion 1のDVDプレーヤーのどちらでも問題なく再生できました。Region Freeのようです。
 ほぼ20年前のライブ録音なので画質と音質は最新のものようには鮮明ではありません。音声も2チャンネルのステレオ音声のみ。5.1チャンネルドルビーサラウンドもDTSもありません。輸入版なので日本語の字幕もありません。
 それでも20世紀を代表するホロヴィッツの魅力と偉大さを実感するには十分以上のものがあります。収録曲はCDよりも4曲多い17曲(*はCD未収録曲)
1. ソナタ ロ短調K.87(D.スカルラッティ)*
2. ソナタ ホ長調K.380(D.スカルラッティ)
3. ソナタ ホ長調K.135(D.スカルラッティ)*
4. ピアノ・ソナタ第10番ハ長調K.330(モーツァルト)
5. 前奏曲ト長調op.32-5(ラフマニノフ)
6. 前奏曲嬰ト短調op.32-12(ラフマニノフ)
7. 練習曲嬰ハ短調op.2-1(スクリャービン)
8. 練習曲嬰ニ短調op.8-12(スクリャービン)
9. 即興曲変ロ長調op.142-3 (シューベルト)*
10. ヴァルス・カプリス第6番 ウィーンの夜会(シューベルト/リスト編)
11. 巡礼の年第2年「イタリア」〜ペトラルカのソネット第104番(リスト)
12. マズルカ嬰ハ短調op.30-4(ショパン)
13. マズルカへ短調op.7-3(ショパン)
14. ポロネーズ 変イ長調 op.53《英雄》(ショパン)*
15. 「子供の情景」〜トロイメライ(シューマン)
16. 花火op.36-6(モシュコフスキ)
17. W.R.のポルカ(ラフマニノフ)
 加えてホロヴィイツのインタビューもあり、総収録時間は約110分に及びます。
 この演奏の質と歴史的価値を考慮すると破格の買い物です。ホロヴィッツを知る方はもちろん、これから彼の演奏を聴いてみようと思う方にもお勧めです。 
Horowitz in Moscow 1986 ★★★★★
ホロヴィッツの1986年モスクワライブである!祖国ソ連を捨て、アメリカに亡命したホロヴィッツがかねてからの願望であった帰国ライブを果たした歴史的なライブだ!以前から録音はよく聴いていたが、こうして映像付きで聴くことができるのは喜ばしい!
さて、そんなホロヴィッツのモスクワ・ライブはどんなものだったのだろうか?まずステージに登場した表情がいつも以上に輝いている。まさに嬉しくて仕方ないといった趣である。
テクニックに関してはさすがに老年だけあってそれなりの衰えは感じるが、名ピアニストらしい貫禄と豊かなヴァリエーションを持つ音色が印象的である。私はこのライブの中ではシューマンのトロイメライが特に気に入っている。今更言うこともないくらいに有名な作品ではあるが、彼のこの時の演奏は格別である。作品のタイトル自体が夢という意味であるが、まさに帰国を夢に見ていた彼の、この時だから出来た名演であると信じている。かなりリズムにクセのある、まさに彼らしい演奏であるが、これほどまでに微妙なニュアンス、ノスタルジーを感じるトロイメライは他に聴いたことがない。今更トロイメライなんて。。などと言わずに是非聴いて欲しい。超絶技巧で名をはせた彼の違った一面が垣間見える。
そしてまたこの映像では、ホロヴィッツ自身のみならず、それを聴いている聴衆の表情が時折クローズアップされている。彼のそのトロイメライに耳を傾ける人々の目には涙が浮かんでいる。そしてホロヴィッツ自身も、時折泣き出すのをこらえるような表情を浮かべている。そう昔のことではない東西冷戦の最中、アメリカのピアニストとソビエトの聴衆が音楽によってつながった、儚い夢のような瞬間がそこにはあったのだ。