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伊勢神宮―東アジアのアマテラス (中公新書)

価格: ¥777
カテゴリ: 新書
ブランド: 中央公論新社
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:千田稔/著 出版社名:中央公論新社 シリーズ名:中公新書 1779 発行年月:2005年01月 関連キーワード:イセ ジングウ ヒガシアジア ノ アマテラス チユウコウ シンシヨ 1779 いせ じんぐう ひがしあじあ の あまてらす ちゆうこう しんしよ 1779、 チユウオウ コウロンシヤ チユウオウコウロンシヤ 4622 ちゆうおう こうろんしや ちゆうおうこうろんしや 4622、 チユウオウ コウロンシヤ チユウオウコウロンシヤ 4622 ちゆうおう こうろんしや ちゆうおうこうろんしや 4622 伊勢神宮は、日本文化のなかでももっとも日本的なものと思われている。しかし、その誕生から現在まで、伊勢神宮はその姿を大きく変えている。祭神であるアマテラスオオミカミのそもそもの姿とは何か?また、伊勢神宮は千三百年を越える年月の流れのなかでどのように変容していったのか。道教の隆盛や蒙古襲来など、東アジア世界全体の歴史・
発生から近代まで時代を追っての神宮論 ★★★★☆
伊勢神宮というと、純粋に日本的なるものが凝縮しているように思いがちだ。しかし、じつは、国際関係のなかで、時代の波をかぶりながら形成されてきたことを説いた本。一読に値します。

その発生から近代まで時代を追って神宮論が展開されるが、モノグラフの集積に近い(もう少し相互の連関が欲しいと思うのは無いものねだりだろうか)。著者が古代を専門とするだけに、真骨頂はやはり、その発生期を扱った前半部分にあるように感じた。とくに伊勢神宮に見られる道教の影響が興味深い。

期待はずれ ★★★☆☆
古代史専門の著者千田稔氏による伊勢神宮の本なので、その成立までの詳細な経緯と解説を期待して購入した。しかし、古代史的に東アジアとの関連性を指摘したのは斬新だろうが、その後、神道の変遷、近代国家と神宮などの歴史に焦点を当てすぎていて期待はずれだった。社会学的面からの伊勢神宮に関しては別の本を出して欲しかった。
国家・国体と伊勢神宮 ★★★☆☆
伊勢神宮は日本文化においてどのような位置を占めるか。
古代から近代への歴史の中でどのような働きをしたのか。
伊勢神宮とその祭神アマテラスの通史である。

古代に関する記述ではアマテラスの源流と神宮という存在についての論及が中心となる。
アマテラス、アメノヒボコ、道教・・・・
アマテラスという神を東アジア全体に位置づける考察はなかなかに難解ながら刺激的である。
太陽神であるアマテラスが海人や道教と繋がっているという論は自分には意外の感があった。

中世では神国日本の源流を求める章である。
さほど伊勢神宮と関係ある話のようには思えないが、伊勢神道との関係を考えれば重要な論点であろう。

近代では国家神道としての位置づけである。
お伊勢参りから国家鎮護の神社への変容といえようか。
天皇親拝が明治天皇まで行われなかったということは初めて知った。
確かに中世まで、天皇家は意外と神道に関与していない。
近代といえば大日本帝国の拡張期でもあり、植民地における神社の建立と受容についても述べられている。権力との密着、日本的心性との密着を考えるとまあ、現地に受け入れられなかったのも当然といえば当然か。

伊勢神宮とは日本文化に大きい影響を与えているともいえるし、さほど影響を与えていないと言える。
この書からわかったことは伊勢神宮は日本という国家と深く結びついている、逆に言えば民衆との結びつきは意外と薄い。明治から戦前期に見える国家神道や神国の思想の淵源は深いところにあったのである。
難しいよ ★★★☆☆
これは学術書に近い本ですね。特に前半は。後半は特に明治以降の部分は素人にもわかりやすくなりますけど。ただ前半の部分がやはりこの作品のメッセージの中心となるわけですので、ここが理解できないとこの本の魅力は味わえないわけです。でもなかなかここを味わうのは難しいですね。古代史は想像力の跳躍と論理の構築と資料の解釈が中心となるので、この交錯の魅力が味わえるだけの基礎知識がないと、所詮は専門家のpedanticな議論が垂れ流されるだけになってしまいます。私は本当のところ、議論の骨格のさわりにやっとついていったところです。
冗長 ★★☆☆☆
 本書は伊勢神宮について概論的な知識を得たいひと向けの本ではなく、あくまで著者の研究者としての学問的な関心から書かれているように思われる。だから、その著者の問題意識とは無縁の一般の読者からすると冗長で退屈という感が禁じえない。伊勢神宮の祭神の起源を海人に求めるという考察は、ほんらいもう少し興味深く書けたはずのような気がする。また、国家とのつながりについても表面的な記述に止まり、最後に折口信夫の批判をそのまま肯定的に認めてしまっていたりする。この点では残念ながらサヨクのひとびとの神道史観に軍配が上がるだろう。
 よって、残念ながら少々期待外れであった。より専門的な立場を離れた考究と記載が望まれる。